カテゴリー「Mac OS X」の記事

2011年10月19日 (水)

iCloudのブックマーク同期はかなり優秀

(更新2011/10/26)

これまでのところ、iCloud の機能の中で筆者が一番重宝しているのはブックマーク同期機能である。特に、Windows のお気に入りとの同期機能は秀逸で、使用開始以来、項目が重複してしまうなどの誤作動を一度も起こしていない。

ただ、初めてこの機能をオンにする際にはちょっとしたコツがいる。以下に筆者が行った手順を記しておく。

前提として、筆者は Mac の Safari をメイン、Windows 7 の IE をサブとして使っていること、Mac はすでに OS が 10.7.2 にアップデートされていて、Windows にも「iCloud コントロールパネル」がインストールされているが、まだどちらもブックマーク同期をオンにしていない状態であることを念頭に置いて、以下の説明をお読みいただきたい。

  1. まずメインの Mac でブックマーク同期をオンにする。すると、Safari ブックマークの全項目が iCloud 上にアップロードされる(アップロード状況がどこかに表示されるわけではなく、自動的に行われる)。
  2. アップロードが完了するには、ネット通信速度やブックマーク項目数にもよるが、筆者の環境では5分ほどかかる。それを待つ間に以下の 3.〜4. を行っておく。
  3. Windows お気に入りの中に、今 iCloud 上にアップロードされていない項目(今まで Mac Safari には登録していなかったが Windows IE には登録していた項目)があり、それを削除したくないという場合、一時的にお気に入りフォルダー(「スタートメニュー」→「ユーザー名のフォルダー」→「お気に入り」)の外に退避させておく。
  4. ※重要ポイント!。Windows の「お気に入り」フォルダー内のお気に入り項目を全部削除し、「お気に入り」フォルダーを空っぽにする。これをやっておかないと、かなりの確率で重複が発生する。
  5. 2. のブックマークアップロードが完了したと思われたら、Windows の「iCloud コントロールパネル」でブックマーク同期機能をオンにする。すると、2分後には iCloud 上のブックマークがすべてダウンロードされ、これまで Mac Safari に登録されていたブックマークと全く同じ項目が Windows お気に入りに追加される。
  6. 3. で退避しておいたお気に入りを「お気に入り」フォルダーに戻す。すると、それらも iCloud 上にアップロードされ、数分後には Mac にも追加される。

以上のような手順を踏めば、その後は全く誤作動を起こすことなく同期が行える(少なくとも筆者の経験の範囲内では、行えている)。Mac でブックマークを追加すると、遅くとも30秒後には Windows のお気に入りに同じ項目が自動追加される。削除や項目の名前変更も同様に数十秒ほどで同期が行える。(むしろ、Mac と iPhone の間の同期のほうが重複や遅延が起きる確率が多い気がする(苦笑)。まぁ、それは筆者が iPhone の Wifi を頻繁にオンにしたりオフにしたりすることが原因だと思う)

Windows のお気に入りは Safari のブックマークとは異なり、一つのフォルダ内に同じ名前の項目が複数存在することができない仕様になっているが、この点も、Windows にダウンロードされる際、項目名に自動的に数字が付されるという形で上手く処理されている。

要はブックマークだけでなく、住所録やカレンダーも含めて、複数のデバイスで同時に「同期オン」にしないほうがよい、ということである。同時にオンにすると、Aデバイスのある項目がアップロードされている間にBデバイスの同じ項目がアップロードされる可能性があり、結果的に iCloud 上で項目が重複してしまう。すると、その後の同期の過程で各デバイスがそれらの重複項目をすべてダウンロードしてしまい、各デバイスでも重複が発生するという事態が起こる。同期をオンにするタイミングをデバイスごとに5分から10分ほどずらせばそのような事態は回避できるだろう。

なお、一旦ブックマーク同期をやめて再開するような場合も、Windows のお気に入りに関しては上記のような「全削除」をあらかじめやったほうがよいようだ。

但し、間違えても同期機能をオンにした状態で全削除をやってはならない(笑)。そんなことをしてしまうとすべてのデバイスで全ブックマークが消えるという災難に見舞われることになる。全削除の際は同期機能がオフになっていることを十分確認してほしい。

逆に言えば、iCloud 上のブックマークをすべて削除したければ、ブックマーク同期がオンになっているデバイスのうちのどれか一つでブックマークを全削除すればよい、ということになる。その後、オンになっている全デバイスでブックマークが消えれば、間違いなく iCloud 上からブックマークが全部消えていることが確認できる(無論、その後もブックマークを同期オフの状態で使い続けるのであれば、あらかじめバックアップをとっておき、全削除の後、同期をオフにした上で書き戻す必要がある)。

2011年9月13日 (火)

LionのFinderウィンドウの位置がデフォルトに戻る不具合

Lion の Finder は『LionのFinderウィンドウの位置とサイズを記憶させる』の項で述べた方法でウィンドウの位置とサイズをフォルダごとに記憶させることができるが、何かの拍子に記憶が失われ、デフォルトの位置とサイズに戻ってしまうことがある。(追記2011/10/22:OS アップデートで直るようだ。文末参照)

いろいろ調べたところ、特定のアプリケーション(現在判明しているのは Photoshop CS5、Coteditor および CLIP PAINT Lab)で『ファイルを開くダイアログボックスを用いて二度以上ファイルを開く』ことによって、その問題が発生する確率が高いことがわかった。もっとも、アプリ内のダイアログボックスを使わず、ファイルを Finder に表示して Dock のアプリアイコンへドラッグして開いた場合は発生しない。

どうやら、Finder そのものの問題というより、Lion との互換性の問題である可能性が高い。

ただ、サイドバーに登録してあるフォルダーではこの問題が発生しないようだ。どうしても回避したいフォルダーはすべてサイドバーに登録しておけばよいかもしれない。

いずれにしても、この問題はまだ調査中である。確定したわけではないことをお断り申し上げておく。

(追記2011/10/14)
OS を 10.7.2 にアップデートしたら上記の不具合が直った気がする。だが、まだアップデート後二日目なので確定的なことは言えない。引き続き調査する。

(追記2011/10/22)
現時点に至るまで不具合は発生していない。OS 10.7.2 で直ったと見てよさそうだ。

2011年8月17日 (水)

Mission Control TIPS

Mission Control を使う上でのヒントを少しばかり書き留めておく。

Mission_control (画像クリックで拡大表示)

Mission Control を起動 (全ウィンドウが表示される)

起動
MacBook のキーボードもしくは Apple 純正キーボードで Mission Control を起動F3 キーのところにある旧 Exposé キー
キーボードで Mission Control を起動control キー + ↑ キー
(システム環境設定で変更可能)
トラックパッドで Mission Control を起動3本指で↑スワイプ
Magic Mouse で Mission Control を起動2本指でダブルタップ
起動後
ウィンドウ操作
アプリケーションごとにまとまっているウィンドウをばらけさせるウィンドウ上で↑スクロール
(トラックパッドでは二本指で↑スワイプ、Magic Mouse では一本指で↑スワイプという通常の↑スクロール操作。それに加えて一般のホイール付きマウスでもホイールを上方へ回すことでばらけさせることができる)
Mission_control2 (画像クリックで拡大表示)
ウィンドウのうちの一つをズームアップ目的のウィンドウ上でスペースキーを押す
Mission_control3 (画像クリックで拡大表示)
ウィンドウのうちの一つを名前で選択ウィンドウに付いている名前の最初の1文字のアルファベットキーを打つ(例えば mio_akiyama という名前のウィンドウがあれば m キーを押すことで素早く選択することができる)。但し、ウィンドウの名前が日本語の場合は不可。
一つのアプリケーションの全ウィンドウをいっぺんに他のスペースに移すウィンドウの下部に表示されているアプリケーションアイコンをドラッグして、他のスペースに放り込む
(途中でキャンセルしたい場合は esc キーを押す)
スペース操作
キーボードで各スペース間を移動control キー + → キーもしくは ← キー
(Mission Control を起動しなくてもこの操作でスペースを移動できるが、Mission Control 内でも有効)
トラックパッドで各スペース間を移動3本指で左右スワイプ
(Mission Control を起動しなくてもこの操作でスペースを移動できるが、Mission Control 内でも有効)
Magic Mouse で各スペース間を移動2本指で左右スワイプ
(Mission Control を起動しなくてもこの操作でスペースを移動できるが、Mission Control 内でも有効)
Mission Control を終了せずにトラックパッドやマウスでスペース間を移動option キーを押しながらスペースをクリック
(option を押さずにトラックパッドやマウスでスペースをクリックするとそのスペースに移動した上で Mission Control を終了してしまうが、option キーを押しながらだと終了せずにスペースを移動することができる)

(2011年8月30日更新)

2011年7月29日 (金)

LionのQuick Time Player XではMPEG 2の再生が可能に

Lionの Quick Time Player X では MPEG 2 ムービーの再生が可能になっている。

Qtpx_mpeg2 (画像クリックで拡大表示)
(※動画の画面はモザイク処理している)

かつてはアナログ Capty TV で録画したテレビ映像の MPEG 2 ムービーを再生するというそのためだけに VLC をインストールしていた。その当時に Quick Time Player X で MPEG 2 の再生が可能になっていたならもっと役に立っただろうが、今となっては筆者の環境下でさほど活躍の場面はないかもしれない。

(追記:2011/8/30)
なお、筆者は Lion をクリーンインストールした。アップグレードインストールした場合 Quick Time Player がどうなるのか、筆者には不明である。

(追記2011/10/20)
アップルのサポート文章にも明記されているようだ。QuickTime Player がサポートするメディア形式

LionのWindows共有におけるパーミッション

Windows とファイルを共有するためのプログラムとして、Snow Leopard 以前 の OS X には UNIX 系 OS でよく使われている「Samba」が付属していたが、Lion からはアップル社独自のものとなった(正式名称は不明。「man smbd」でマニュアルが表示されるので、「OS X の smbd」が正式名称なのかもしれない)。

そのおかげなのかどうかはわからないが、Lion の smbd では Windows からファイルを移した際のパーミッションが一律「600」となるよう変更されている(フォルダは「700」)。

Snow Leopard 以前ではファイルを「パブリック」フォルダへ移せば「644」だが、それ以外の場所に移すと「740」になってしまうという、少々厄介な仕様だった。実行ファイルではない普通のファイルに実行権が付いてしまったからといってすぐに問題が起きる訳ではないが、なんとなくいやだったので、筆者は Windows から Samba を通してファイルを移す時は必ずパブリックフォルダを経由することにしていた。これからはそのような工夫をせずにすみそうだ。

(2011年8月4日追記)
上で述べたことは「Windows 7 コンピューターで Mac に接続し、Windows 側のファイルを Mac へ送り出した場合」である。調べたところ、「Mac で Windows 7 コンピューターに接続し、Windows 側のファイルを取って Mac へ持ってくる場合」は「700」になるようだ。

2011年7月26日 (火)

Lionでダブルタップができなくなった時の一時的な対処法

Lion で使用されるトラックパッドの操作方法には『二本指ダブルタップ(スマートズーム)』や『三本指ダブルタップ(辞書で引く)』というマルチタッチジェルチャーが存在するが、ある条件下でダブルタップができなくなることがあるようだ。もしかしたら筆者のハードウェアだけで起こることなのかもしれないが、一応、書き留めておく。

いろいろ試行錯誤した末、ようやくできなくなったときにできるようにする一時的な対処法を発見した。

ダブルタップできなくなった時は、ほんの少しでかまわないので上下にスクロール(二本指で上下にスワイプ)する。その後にタップすれば、筆者の調べた範囲内では百パーセント成功する。

なお、このコツはトラックパッドだけではなく、Magic Mouse でも有効である。Magic Mouse の場合はスクロールは一本指なので、Mission Control を起動するためにダブルタップしたはいいが、うまくいかない、という時は少しだけ一本指でマウスの表面を上下にスワイプする。その後にタップすれば必ず成功する。

ちなみに、『LionのアプリケーションExposé』の項目でも述べたように、Dock アイコン上でダブルタップすれば『アプリケーション Exposé』を起動させることができるという『隠しジェスチャー』が存在する。このジェスチャーの際にも上記の『コツ』は有効である。

(更新2011/7/28)

(2011年7月27日追記)
どうやら、長時間 Mac を起動しているとダブルタップが失敗しやすくなる、という現象が起こるようだ。再起動すれば確実に直る。

(2011年7月28日追記)
(改題しました)
ダブルタップができなくなる現象は、長時間起動していても起こらないこともあるし、短時間の起動で起こることもあるようだ(苦笑)。どういう条件で起こるのか調査中。

(2011年7月28日追記2)
一旦スリープしたら直るようだ。

(2011年7月28日追記3)
Safari 上で繰り返し二本指ダブルタップや三本指ダブルタップ(Magic Mouse では一本指や二本指)を行うと、『ダブルタップができなくなる現象』が起きるような気がする。引き続き調査を行う。

2011年7月25日 (月)

LionのアプリケーションExposé

Lion では Exposé が廃止され、Spaces を吸収合併して Mission Control として生まれ変わった。Exposé とは違いアプリごとにウィンドウをまとめて表示してくれるようになるなど、いっそう便利になっている。

(↓Mission Control ですべてのウィンドウをまとめて表示)
Mission_control (画像クリックで拡大表示)

アプリごとにまとまっているウィンドウをばらけさせたり、ウィンドウのうちの一つをズームアップすることも可能である。
Mission_control2 Mission_control3 (画像クリックで拡大表示)

(なお、Mission Control の使い方についてこちらに少しばかり TIPS を集めてみた)



しかしながら、Lion にも一つのアプリのウィンドウだけをすべて表示する機能(システム環境設定内のトラックパッド設定では「アプリケーション Exposé」と呼ばれている)も存続している。一つのアプリケーションで多数のウィンドウを開いてしまい、そのひとつひとつを見比べたいような場合には、やはり「アプリケーション Exposé」が威力を発揮する。

「アプリケーション Exposé」は、Snow Leopard では F10 や Dock アイコン長押しで起動することができたが、Lion では起動方法も変更され、仕様も若干強化されている。

Lion でのアプリケーション Exposé の起動方法

(注意:Lion で実装された「フルスクリーン画面(ウィンドウ右上のマークをクリック)」上ではアプリケーション Exposé 自体が全く不可能であり、以下で述べる起動方法で起動しようとしても何も起こらない。しかし「Lion のフルスクリーン」ではなく、以前からある「単なるフルスクリーン状態」では起動可)

キーボードでの起動方法その1

「control + ↓」(もしくは「F10」。脚注1参照)。

キーボードでの起動方法その2

アップル純正キーボードなら「control + Exposé キー(脚注2)」でも起動できる。

マウスでの起動方法その1

Dock アイコン右クリックで「すべてのウィンドウを表示」を選択する。

マウスでの起動方法その2

Magic Mouse では「Dock アイコン上にポインターを合わせて一本指ダブルタップ(脚注3)」でも起動できる。二本指でも可。

マウスでの起動方法その3

Dock に「Mission Control」のアイコンが登録されているなら、そのアイコンを右クリックして「アプリケーションウィンドウを表示」を選択。

トラックパッドでの起動方法その1

Dock アイコン上にポインターを合わせて二本指ダブルタップ(脚注4)。

トラックパッドでの起動方法その2

システム環境設定の「トラックパッド」設定で「三本指による下スワイプでアプリケーション Exposé」をチェックすることでジェスチャーを割り当てることもできる。

Lion でのアプリケーション Exposé 強化点その1

起動はしているが現在アクティブではないアプリに対しても「アプリケーション Exposé」が行えるようになった。方法は以下のいずれかである。

  1. 現在アクティブではないアプリの Dock アイコンを右クリックして「すべてのウィンドウを表示」を選択。
  2. 現在アクティブではないアプリの Dock アイコン上にポインターを合わせて「二本指ダブルタップ(Magic Mouse では一本指ダブルタップ)(脚注5)」。
  3. (上記の「三本指による下スワイプでアプリケーション Exposé」が設定されている場合)現在アクティブではないアプリの Dock アイコン上にポインターを合わせて「三本指で下スワイプ」。

Lion でのアプリケーション Exposé 強化点その2

"Dock に登録しているが起動はしていないアプリ" に対しても行える。これを行うことによって、一部の対応アプリに限ってではあるが「最近開いたファイル」の一覧が表示されるのである(現状、サードパーティー製では LibreOffice や CotEditor が対応している)。

起動方法は「強化点その1」で述べたのとほぼ同じだが、Dock アイコン右クリックで起動する場合は、「最近使った項目を表示」を選択する。


これらの強化機能および「ウィンドウをアプリケーションアイコンにしまう」設定(システム環境設定の Dock セクションで設定)を活用すれば、Windows 7 のタスクバーっぽい使い方も可能となる。Window 7 のタスクバーのほうが好みという方は一度試してみてほしい。


※脚注

1.^場合によっては「F10」のままになっているようだ(システム環境設定の「Mission Control」で確認できる)。もっとも、アップル純正キーボードの F1 〜 F12 キーは、デフォルトでは fn キーと同時に押さなければファンクションキーとして機能しないので、実際は「fn + F10」である。但し、システム環境設定の「キーボード」で「F1、F2などすべてのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」をチェックしていれば F10 だけでよい(注意:もし Lion をアップグレードインストールしたのなら、Snow Leopard 時代にそのようにチェックしていた場合でも、アップグレード直後はチェックが外れているかもしれない)。

2.^「Exposé キー」とは、アップル純正キーボードの F3 キーのところにある。 デフォルトでは F3 キーを押せば「Exposé キー」として機能するが、システム環境設定の「キーボード」で「F1、F2などすべてのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」をチェックしている場合は fn キーと同時に押さなければならない(つまり、アプリケーション Exposé を起動するには fn + F3 + control の三つを同時押し)。

3.^ 4.^ 5.^ダブルタップはトラックパッドか Magic Mouse かを問わず、現時点 (OS X 10.7.0〜10.7.3) では何かの拍子に突然、できなくなることがある。どのような状況でそうなるのかは不明。今後のアップデートで改善されることを期待したい。(ダブルタップができなくなった時の対処法はこちら)

(2012年03月05日更新)

2011年7月24日 (日)

Lionのフルスクリーン画面でDockを表示させる方法

偶然気づいたが、フルスクリーン状態でポインターを画面の一番下で一旦静止させ、そこからさらに下方向へ動かせば Dock が表示される。

トラックパッドを使っていない筆者の環境では、フルスクリーン状態から Launchpad をすぐに起動させる方法が(システム環境設定でホットコーナーなどに設定しない限り)なく、一旦『デスクトップ』に戻ってから Dock アイコンをクリックしなければならないと思っていた。だが、上記の方法を使うことでそのような手間をかけずにすみそうだ。

LionのFinderウィンドウの位置とサイズを個別に記憶させる

Lion の Finder ウィンドウの位置とサイズを各フォルダ毎に個別に記憶させる方法に関しては、Snow Leopard から変化はないようだ。

アイコン表示、リスト表示、Cover Flow 表示になっている場合は、別フォルダに移動し、移動先のフォルダを表示した状態でサイズや位置を調整すれば、その移動先のフォルダごとに記憶される。このような仕様になったのは Snow Leopard 以降である(Leopard 以前はアイコン表示やリスト表示でも後述のカラム表示と同様の仕様だった)。蛇足ながら、Windows の Explorer もこれと同じ仕様である。

それに対して、カラム表示のウィンドウの位置とサイズを記憶させるには、ウィンドウを開いた後、別のフォルダに移動することなく、開いたフォルダを表示させた状態で位置やサイズを調整する必要がある。

例えば『HTT』というフォルダの中に『yui_hirasawa』というフォルダがあるとする(Unix パスで表示すると『HTT/yui_hirasawa』)。そこで、HTT へのエイリアスをデスクトップ上にでも作り、それをダブルクリックしたとする。すると HTT という名前の Finder ウィンドウが開くはずだが、カラム表示になっている場合、HTT フォルダを表示したままサイズや位置を調整したなら記憶される。ところが、HTT フォルダを開き、yui_hirasawa フォルダに移動したあとにサイズや位置を調整したとしても、記憶はされない。一旦 yui_hirasawa フォルダに移動し、また HTT フォルダに戻ってきてからサイズや位置を調整したような場合も、やはり記憶はされない。親フォルダや子フォルダではなくサイドバーから全然別のフォルダに移動したような場合も記憶はされない。

カラム表示のこの仕様は、筆者が知る限り Mac OS X 10.3 以来ずっと続く仕様である。


(2011年8月4日追記)
余談ではあるが、Finder 以外の Lion 付属アプリの中にはウィンドウの位置を記憶できないものがある。テキストエディット、プレビュー、Quick Time Player などがそうである。これらは伝統的にウィンドウの位置が記憶できないようになっている。但し、Lion には再開機能があるため、アプリ終了時に閉じなかったウィンドウは次回起動時にそのままの位置でウィンドウが開く。

(2011年8月20日追記)
Lion に完全に対応していないソフトウェアの中には、終了時にウィンドウ位置を保存しようとする機能と Lion の再開機能がおそらくコンフリクトを起こして、ウィンドウの位置がうまく記憶できないものがある。そのようなソフトの場合、終了時に『option キーを押しながらメニューバーで終了を選択する』か『commad + option + Q キーで終了』させれば記憶できる場合がある。

2011年7月23日 (土)

LionをMagic Mouseで

Lion のトラックパッドを使ったマルチタッチジェスチャーについては以前から方々で報じられていたが、Magic Mouse ではどうなるのか、ほとんど事前情報がなかった。

実際に iMac に Lion をインストールしてみたところ、Magic Mouse でも限定的ながらマルチタッチジェスチャーが使えることがわかった。

簡単にいうと、トラックパッドよりも一本少ない指でスワイプするようになっている。一本指左右スワイプでページ移動、二本指左右スワイプでフルスクリーン app および Spaces の切り替えという感じ。詳細はシステム環境設定の『マウス』を参照。

そのうえに、Lion では Magic Mouse 上をダブルタップというジェスチャーも新たに加わっている。

システム環境設定には『二本指ダブルタップで Mission Control』を起動としか書かれていないが、その他に隠しジェスチャー?として Dock アイコン上で二本指ダブルタップ (2011年7月27日訂正:一本指ダブルタップ)(トラックパッドでは三本指 (7月25日訂正:トラックパッドでも二本指))すると、そのアプリケーションの全ウィンドウ表示(Snow Leopard 以前の F10)になる。『control + ↓』というキーボードショートカットも割り当てられているが、キーボードではアクティブなアプリに対してしか行えない。Dock アイコン二本指ダブルタップなら、非アクティブであっても可能なので、なかなか便利である。

この機能および『ウィンドウをアプリケーションアイコンにしまう』設定(システム環境設定の Dock セクションで設定)を活用すれば、Windows 7 のタスクバーっぽい使い方ができる。Window 7 のタスクバーのほうが好みという方は活用してみてください。

ただ、『Magic Mouse 上を二本指でダブルタップする』という行為は、筆者の Magic Mouse の性能上の問題なのかもしれないが、少々コツを要する。マウスというものは常に指を置いて使うため、ダブルタップのあと無意識に指をマウスの上においてしまう。だが、このダブルタップを行うときは二度目のタップのあと、二本の指を確実にマウスから離して宙に浮かす必要があるようだ。また、マウスを保持するために親指や小指が上面に少し触れてしまって二本指になっていないこともある。その点でも注意しなければならない。筆者の場合、人差し指と中指でダブルタップするのだが、ほんの少し薬指が触れてしまい、失敗することも多い(苦笑)。 (2011年7月28日訂正:Magic Mouse かトラックパッドかを問わず、『ある条件下でダブルタップができなくなる』という不具合を生じるようだ。再起動すれば確実に直るがまたすぐに生じる場合もあるし、そもそも全然生じないこともある。どういう条件で起こるのか調査中)

もっとも、左右スワイプや一本指ダブルタップについては至極快適に動作しており、全く問題ない。特に左右スワイプの心地よさは目を見張るものがある。その点は強調しておきたい。

(2011年7月24日追記)
『二本指ダブルタップ』のコツについてだが、指を立てるようにすれば成功確率が上がるようだ。マウスを扱う時の指の状態とトラックパッドの時のそれを比較して一番異なる点は、まさにこの点だと気づいた。マウスを扱う時は指が水平に近くなっており接触面積が大きい。一方トラックパッドの場合は指が立っていて接触面積が小さい。Magic Mouse でのダブルタップが失敗するのはどうもその接触面積の大きさに起因するのではないか。なお、これはダブルタップに限らず、スワイプがうまくいかない場合にも指を立てることで改善できることが多いようだ。

(2011年7月28日追記)
ダブルタップができなくなった時の対処法はこちら

より以前の記事一覧