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2013年11月20日 (水)

Mac+外付けHDDにopenSUSE 13.1をインストール

MacBook Air (11-inch, Mid 2013) 別名 MacBookAir7,1 に接続した外付け HDD に openSUSE 13.1 Gnome 版を Live DVD からインストールする。

外付け HDD にインストールすれば、場合によっては、その外付け HDD を別の Mac に接続して起動することも可能になる(※同じ会社のグラフィックチップを使用していることが条件。筆者が現在所有する Mac は二台とも NVIDIA なので可能)。

但し、インストールされた openSUSE を起動するには、rEFInd が必要である。option キーを押しながら Mac を起動することによって表示される「OS 選択画面」から直接起動できるようになるわけではない(ちなみに、Fedora は直接起動が可能)。

※なお、最近の rEFInd は Linux カーネルを直接認識するようになったため、GRUB をインストールしなくても rEFInd さえあれば Linux が起動できる。だが、筆者の場合、外付け HDD の中に Linux ディストリビューションを三つインストールしている関係上、rEFInd の OS 選択画面にたくさんのアイコンが並んでしまってわかりにくいという問題が生じる。そのため、rEFInd で Linux カーネルを直接認識しないように「refind.conf」を設定した上で、各 Linux ディストリビューションの起動は GRUB で行うようにしている。今回のインストールでもそのように設定している。

準備

前提として、外付け HDD 内にすでに「openSUSE 用パーティション」と「Swap パーティション」と「Boot 用パーティション」が作成してあるものとする。外付け HDD(sdb)のパーティション構成は以下の通りである(今回の説明に無関係のパーティションは省略して記述している)。

sdb1 …… EFI 領域
sdb4 …… rEFInd 用(HFS+)- 32 MiB
sdb5 …… Linux swap - 4 GB
sdb10 …… Boot 用パーティション(FAT32)- 100 MiB
sdb11 …… openSUSE インストール用パーティション(EXT4)- 9 GB

Boot 用パーティション(sdc10)のサイズは 100 MiB とした。

Live DVD を起動

外付け HDD にインストールする場合、インストールに使用する DVD イメージは 64 bit(x86_64)版でなければならない(32bit 版だと GRUB2-EFI がインストールできないため、外付け HDD からの起動も不可)。

それを USB メモリに書き込んでおき(USB メモリへの書き込み方法はここでは述べない)、MacBook Air の USB ポートに挿入して option キーを押したまま、起動もしくは再起動する。

すると、「OS 選択画面」が現れるが、その際「EFI Boot」という名前のついたアイコンを選択する必要がある。誤って Windows と書かれたアイコンを選択してしまうとやはり GRUB2-EFI がインストールできないため外付け HDD からの起動も不可となるので注意。

インストーラーを起動

Live DVD の起動後、デスクトップの左上にある「Acitvities」をクリックして、左側に現れるランチャーから一番上のインストーラーアイコンをクリックする。するとインストーラー「YaST」が起動する。
opensuse_install_01

表示される指示に従ってインストールを進める。

パーティション設定:概要

openSUSE のインストーラー YaST は、Ubuntu とは違い、ディスクのパーティション設定をとりあえず自動で決めてしまう仕様となっており、変更したい人は「ディスク」段階で「パーティションの設定の編集」ボタンを押して変更することになる。
opensuse_install_02

なお、今回は home ディレクトリーを別パーティションにしないことにしたので、「/home パーティションを分離して提案する」のチェックを外す。もし home ディレクトリーを別パーティションにするのであればそのためのパーティションを作らなければならない(ここではそれについては述べない)。

EFI 領域を除外

「パーティションの設定の編集」ボタンを押すと「熟練者向けパーティション設定」画面が表示される。今回は GRUB を EFI 領域 (sdb1) とは別のパーティションにインストールすることにしたので、既存の EFI パーティションがマウントされないように設定する必要がある。これを怠ると、GRUB が必ず EFI 領域にインストールされてしまう。

まず、以下のように sdb1 を選択して「編集」ボタンを押す。
opensuse_install_03

すると、「パーティション /dev/sdb1 を編集」画面が表示される。そこで「パーティションをフォーマットしない」がチェックされていることを確認した上で「パーティションをマウントしない」をチェックする。
opensuse_install_04

最後に右下の「完了」ボタンを押す。

「提案」されたパーティションを取り消す

先程述べたように、YaST は自動でパーティションを「提案」してくる。今回は sdb9 にインストールするように提案されたが、筆者は sdb11 にインストールするつもりなので、提案されたものを取り消差なければならない。sdb1 と同じ手順で「パーティション /dev/sdb9 を編集」画面を表示させる。
opensuse_install_05

そして同じように「パーティションをフォーマットしない」と「パーティションをマウントしない」をチェックする(※「パーティションをフォーマットしない」を必ずチェックすること。そうしないと sdb9 内のデータが全部消えてしまうので注意)。最後に右下の「完了」ボタンを押す。

Boot 用パーティション

次に、sdb10 を Boot 用パーティションに指定する。sdb1 同じ手順で「パーティション /dev/sdb10 を編集」画面を表示させる。
opensuse_install_06

そこで「パーティションをフォーマットする」をチェックし、ファイルシステムとして「FAT」を選ぶ。更に、「パーティションをマウントする」をチェックし、マウントポイントとして「/boot/efi」を選ぶ。最後に右下の「完了」ボタンを押す。

※もしこの時、マウントポイントの選択肢の中に「/boot/efi」がないのであれば、間違えて 32 bit 版の openSUSE Live DVD を起動してしまったか、もしくは 64 bit 版であっても起動時に「Windows」アイコンを選択してしまったかのどちらかである。いずれにしても、インストールを正しくやり直さなければならない。

ルートパーティション

パーティション設定の最後は openSUSE のルートパーティションである。sdb1 同じ手順で「パーティション /dev/sdb11 を編集」画面を表示させる。
opensuse_install_07

そこで「パーティションをフォーマットする」をチェックし、ファイルシステムとして「Ext4」を選ぶ。更に、「パーティションをマウントする」をチェックし、マウントポイントとして「/」を選ぶ。最後に右下の「完了」ボタンを押す。

スワップパーティション

筆者は今回、すでに他の Linux ディストリビューションがインストールされている外付け HDD を使ったためすでにスワップパーティションが用意されている。だが、もしそうでないならば、ここで設定しなければならない。やり方は sdb10 や sdb11 と同じである。

パーティションの確認

「熟練者向けパーティション設定」画面に戻ったところでパーティション設定を確認する。
opensuse_install_08

確認点は二つ。「F」というマークと、「マウントポイント」という項目である。F はフォーマットされることを意味するが、間違ったパーティションに F マークがついているとそのパーティション内の全データが消えてしまうので注意を要する。

※確認作業は外付け HDD の sdb に対してだけでなく、内蔵 HDD の sda に対しても行うこと。万が一にも内蔵 HDD 内のデータが消えてしまうことがないようにするためである。「熟練者向けパーティション設定」画面の左側の部分で sda を選び、同じように確認する。

最後に「了解」ボタンを押す。

この時点ではまだ実際にはフォーマットは行われていない。後にもう一度やり直すチャンスが与えられる。

インストールの最終確認

インストールを「ディスク」段階から「ユーザ設定」段階、「インストール設定」段階へと進める。

「インストール設定」段階では「ライブインストールの設定」画面が表示される。
opensuse_install_09

ここで最終確認を行う。「パーティション設定」に間違いがないかどうか、確かめる。これが最終確認である。

※なお、「起動」という項目について、openSUSE 13.1 では自動で「GRUB2-EFI」が選択されるようになったが、12.3 まではデフォルトでは「GRUB2」が選択されるため、手動で「GRUB2-EFI」に設定せねばならなかった。もし万が一、13.1 をインストールするにあたって自動で「GRUB2-EFI」が選択されていないのであれば、下線のついた紫色の「起動」という文字をクリックして、設定画面を表示させ、「GRUB2-EFI」を選択すること。これを怠ると、GRUB は MBR にインストールされてしまい、場合によっては Boot Camp でインストールした Windows が起動できなくなる。


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