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2013年10月25日 (金)

MavericksのFinderウィンドウの位置とサイズを個別記憶

一般的に、Windows、Mac OS 9 以前、Mac OS X のいずれにおいても、アプリケーションのウィンドウは最後に閉じた時の位置とサイズが記憶される。だが、一部例外があり、OS X に付属している「QuickTime Player」および「プレビュー」は位置とサイズを全く記憶しない仕様になっている。更に、ファイルマネージャーソフトに関しては、Windows (XP以前) の エクスプローラー、Mac OS の Finder とも、開いたフォルダーごとに位置とサイズが記憶されというやや特殊な仕様になっている(もしもウェブブラウザが、開くウェブサイトごとにウィンドウの位置やサイズが異なる仕様だとしたら、非常に奇妙に感じるだろう。ところが、ファイルマネージャーではそれがほぼ当たり前なのである)。


OS X の Finder において、あるフォルダーを新規ウィンドウで開く場合(すなわち、デスクトップ上のエイリアスや Dock のスタックから開く場合、あるいはデスクトップ上に置かれているフォルダーを開く場合など(※脚注))、原則として、そのフォルダーウィンドウが一番最後に表示された時の位置とサイズで表示される。この点は Snow Leopard 以降変更はなく、また Windows XP とも同じ仕様である。

その原則の例外として、「カラム表示」の場合がある。カラム表示の場合、Mountain Lion 以前は「ウィンドウを開いた後、他のフォルダーに移動することなく最初に開かれたフォルダーを表示した状態のままウィンドウの位置やサイズを調整した時にのみ、記憶される」というものだった。

ところが、Mavericks では若干変更になっており、いったんほかのフォルダーに移動した後、最初に開いたフォルダーに戻ってきてから位置やサイズを調整した場合も記憶されるようだ。

例えば、デスクトップに「太陽系」というフォルダーがあり、その中に「地球」というフォルダーがあるとする(Unix パスで言えば「~/Desktop/太陽系/地球」)。そして、太陽系フォルダーを開いてカラム表示にし、地球フォルダーに移動(アイコンをクリック)して、ウィンドウの位置やサイズを調整してからウィンドウを閉じたとする。その後、再び太陽系フォルダーを開いた時、ウィンドウは調整する前の位置やサイズで表示される。これは Mountain Lion 以前と同じ仕様である。

一方、デスクトップ上の太陽系フォルダーを開いてカラム表示にし、地球フォルダーへ移動(クリック)した後、太陽系フォルダーに戻り(クリック)、その上でウィンドウの位置やサイズを調整してウィンドウを閉じた場合には違いがある。Mountain Lion 以前ではそのような場合も位置やサイズは記憶されず、元の状態で表示されていた。だが、Mavericks では調整後の位置やサイズで表示されるのである。


但し、だからといって「カラム表示状態でも『最後に表示された時の位置とサイズ』が記憶されるようになった」わけではないので注意を要する。

上記の事例で、デスクトップに太陽系フォルダーがあり、その中に地球フォルダーがあるとして、さらにデスクトップ上に地球フォルダーへのエイリアスを作ってあるとする。そして、太陽系フォルダーを開いてカラム表示にし、地球フォルダーへ移動(クリック)してウィンドウの位置やサイズを調整してウィンドウを閉じる。その後に地球フォルダーへのエイリアスをダブルクリックして開いた場合、調整前のウィンドウの位置やサイズで開かれる。

アイコン表示やリスト表示の場合のように「最後に表示された時の位置とサイズで開かれる」のであれば、調整後の位置やサイズで開かれるはず。だがそうはならない。

つまり、「カラム表示において、他のフォルダーに移動するとウィンドウの位置やサイズの調整が無効になる」という仕様は Mavericks においても基本的には変化がなく、ただ「元のフォルダーに戻ってきた場合は調整が有効」という例外が追加されただけ、ということである。


余談だが、Lion と Mountain Lion では、あるフォルダーで「カラム表示に切り替える」という行為を行うと、次に別のフォルダーを新規ウィンドウで開く際、そのフォルダーが常にアイコン(もしくはリストもしくはCover Flow)表示で開くように設定(command + J)されていたとしても、カラム表示で表示されてしまうというバグ(もしくは妙な仕様)が存在したが、Mavericks では修正されている。

そのかわり、Cover Flow 表示に設定されているフォルダーをエイリアスから開いた場合、Cover Flow の画像表示部分の大きさが記憶されておらず、デフォルトの大きさで表示されてしまうバグが(少なくとも 10.9.0 の時点では)存在する。10.9.1 以降で修正されることを期待したい。


※Leopard 以前から Mavericks にアップグレードした人への注記

Snow Leopard 以降では、アイコン表示やリスト表示のフォルダーを新規ウィンドウで開き、その中でフォルダーアイコンをダブルクリックして他のフォルダーに移動したような場合、Leopard 以前とは違い、移動した瞬間にその時の位置とサイズが記憶されてしまうので注意。それを回避したければ、Finder ウィンドウの上端部を右クリックして「ツールバーを隠す」必要がある。


※脚注
その他、Finder ウィンドウが一つもない状態でメニューバーの「移動」からフォルダーを開く場合、Finder ウィンドウ上で option キーを押したままフォルダーアイコンをダブルクリックする場合、Finder ウィンドウのサイドバー項目を option キーを押したままクリックする場合、あるフォルダーを選択状態にして command + option + ↓ キーを同時に押した場合にも新規ウィンドウで開かれる。

それと、Finder ウィンドウが一つもない状態で Dock の Finder アイコンをクリックした場合も、デフォルトでは「マイファイル」フォルダーが新規ウィンドウで開かれるし、Finder 環境設定でそれを他のフォルダーに指定していればそのフォルダーが新規ウィンドウで開かれるだろう。また、AppleScript などであるフォルダーを Finder ウィンドウで開くように指定している場合も該当する。


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