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2013年1月17日 (木)

MacBook Pro 13-inch Mid 2010にFedora 18をインストール[更新]

実は、Alpha 版の頃から何度か MacBook Pro (13-inch, Mid 2010) への Fedora 18 のインストールを試みていたのだが、Live DVD を MBR 起動しようとすると、途中で止まってしまい、起動できないという問題を抱えていた。残念ながら、この問題は Fedora 18 の正式リリース版でも解消されなかった。

(この問題は、おそらく Mac の内蔵 HDD を五つ以上のパーティションに分けている場合にのみ起こると思われる)

ということは、Live DVD を EFI 起動せざるを得ないが、そうするとインストーラープログラムが強制的に Fedora の GRUB を EFI にインストールしてしまい、MBR にはインストールできなくなる(できるようにする方法があるのかもしれないが、筆者は把握していない)。

必然的に、今回は EFI インストールを選択するしかないということになる。これまでは MBR インストールした上で Windows 8 の Bootmanager で起動するという方法をとっていたが、今回は(とりあえず)あきらめるしかないようだ。(追記2013/01/24:MBR 起動の方法が判明した。文末参照)

EFI インストールの方法は当ブログの過去記事「Mac+外付けHDDにFedora 17をインストール」で述べたのとほぼ同じである。

但し、Fedora 17 の Live CD は Mac の EFI で直接起動できたのに、18 ではなぜかそれもできなくなっている。そのため、USB メモリーにインストールした rEFIt を用いて、そこから Live DVD を起動する必要がある。

インストールに際しては、上記の記事でも述べているように、Fedora を Mac の EFI から起動させるための特別な HFS+ パーティションが必要である。好都合なことに、MacBook Pro (13-inch, Mid 2010) の内蔵 HDD の一番後ろには 128 MB ほどの空きスペースが取られていた(Mac OS X のディスクユーティリティ.app で HDD を HFS+ でフォーマットするとパーティションの間にそのような空きスペースができることが多い)ため、それを利用して Fedora 18 起動用の HFS+ パーティションを作ることにした。この作業は GParted Live CD で行った。そのパーティションのサイズは 64 MB とした。

その結果、筆者の MacBook Pro は以下のようなパーティション構成となった。

  • sda1 …… EFI 領域
  • sda2 …… Bios Boot (FAT32)
  • sda3 …… Ubuntu (EXT4)
  • sda4 …… Windows 8 (NTFS)
  • sda5 …… Linux Swap
  • sda6 …… Fedora 18 (EXT4)
  • sda7 …… Mandriva 2011 (EXT4)
  • sda8 …… Mac OS X Snow Leopard
  • sda9 …… Fedora Boot 用(HFS+。64 MB。新規作成)

Fedora 18 からはインストールプログラム「anaconda」の仕様が大きく変わっている。詳細はここでは述べないが、インストールの際、パーティションを指定する段階で、sda9 を「/boot/efi」と指定すれば、インストールを進めることができる。

インストール自体は問題なく終了した。

しかし、無線 LAN がなぜか有効にならないという問題が生じた。ハードウェア自体が認識されていないようだ。17 までは rpmfusion の nonfree レポジトリから「kmod-wl」というパッケージをインストールすれば有効となったが、18 ではそれがうまくいかない。現在、解決策を模索中である。判明したらここに追記するかもしれない。

(追記)
MacBook Pro (13-inch, Mid 2010) の無線 LAN チップは ハードウェア的には Fedora 18 に認識されている(lspci -nnk で調べると表示される)。ということは、やはりドライバーの問題のようだ。kmod-wl ではなく、akmod-wl のほうでも試したが、やはりうまくいかなかった。ウェブ情報によれば、deb 用のドライバーをコンバートして使うという方法があるという。だが、そのやり方は複雑なので、引き続き別の方法を模索する。


(追記2013/01/21)
無線 LAN の問題は解決した。詳細は次回の記事で述べている。


(追記2013/01/24)
Fedora 18 の DVD を MBR 起動させる方法がわかった。起動時のカーネルパラメーターに「acpi=off」と指定すればよい。具体的には、

  1. Fedora DVD を MBR 起動する(option キーを押しながら Mac を起動すれば表示される「OS 選択画面」上で「Windows」と書かれた CD の形のアイコンを選択する)。
  2. しばらくしたら Fedora 18 のブート選択画面が現れるので、Tab キーを押す。
  3. 画面の下のほうに「vmlinuz」で始まる文字列が表示されるはず。その最後に更に「acpi=off」と書き加える。この時、キーボード配列が日本のものになっていないので、= を打つには数字の 0 の二つ右隣(「へ」キー)を押す必要がある。
  4. return キーを押してブートする

という手順を踏む。

ところが、そのようにして MBR 起動してこれまで通りインストールを進めることができるかと思いきや、別の問題が生じた。

Fedora 18 のインストーラーではなぜか、GRUB を任意のパーティションの先頭にインストールすることができないのである。いろいろ調べたが、どうもそういうオプションが存在しないようだ。

仕方なく、GRUB は一旦、MBR にインストールし、あとで Fedora をインストールしたパーティションの先頭にインストールし直した後、Windows で MBR を修復するという方法をとることにした。

(個人的には、過去に MBR の修復に失敗して Windows を再インストールするはめになったことが何度かあり、そうなってしまうと、Windows 環境を一から再構築せねばならず、非常に手間がかかるため、できればこんなやり方は避けたいのが本音である。次期 Fedora では修正されていることを願う)

以上の結果、Fedora 18 も 17 以前と同様、MBR インストールして Windows 8 の Bootmanager で起動することに成功した。上記のパーティション構成リストに掲載されている sda9 は不要となったので削除した。


(追記2013/01/27)

上記のやり方で MBR インストールした Fedora 18 は、当然ながら、カーネルパラメーターに acpi=off を付けないと起動ができない。また、画面表示の解像度は 1280 x 800 では表示されず、1024 x768 になってしまう。

だが、カーネルを 3.7.4-204 にアップグレードすれば、それらの問題はすべて解決する。acpi=off も必要なくなるし、1280 x 800 表示も可能になる。

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