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2012年6月 9日 (土)

Mac+外付けHDDにFedora 17をインストール

MacBook Pro mid 2010 13 inch に 接続した USB 外付けハードディスクに Fedora 17 64bit 版をインストールできないかどうか試したところ、EFI で起動するようにすればうまくインストールできることがわかった。

筆者はこれまでにも何度か Fedora や Ubuntu を EFI で起動するようにインストールできないか試したことがあったが、うまくいかなかった。おそらく GRUB が Mac の EFI にちゃんと対応していなかったのだろう。

だからと言って外付け HDD に MBR 起動でインストールしてしまうと、起動が不可となるケースがほとんどだった(Ubuntu では一応成功していたが、Fedora は起動できなかった)。

だが今回、いくつかの Linux ディストリビューションで EFI 起動でのインストールを試したところ、どうやら以前に比べると Mac の EFI への対応度が上がったらしく、起動が可能となっていた。

ということは、おそらく外付け HDD だけでなく内蔵 HDD に対しても EFI インストールは可能なのだろう。とりあえず今回は外付け HDD への EFI 起動インストールを試みるにとどめ、内蔵 HDD への試みはまた後日とする。

以下に、Fedora 17 を Mac の USB 外付け HDD に EFI インストールする場合の要領を述べる。


前提条件として、まず外付け HDD は「GUID パーティション」としてフォーマットされていなければならない。

次に、インストール CD (Live CD) 自体を EFI で起動しなければならない。そのためには起動の際 Option を押し続けることで表示される「OS 選択画面」において、「EFI Boot」という名前の CD-ROM 型アイコン、もしくは「Fedora Media」という名前のアイコンを選択する(この時、「Windows」という名前の CD-ROM 型アイコンを選択すると MBR 起動してしまい、そのままインストールを行うと、インストールされた Fedora は EFI 起動できない)。


インストールの手順そのものは、これまでに何度も行った「MBR インストール」の場合とほとんど同じだが、「どのタイプのインストールをしますか? (Which type of installation would you like?)」画面でインストールタイプを選ぶ際、本来であれば「カスタムレイアウトを作成する (Create Custom Layout)」を選びたいところだが、それを選ぶと「対象ブートデバイスでブートの stage1 を作成することができませんでした。(You have not created a bootloader stage1 target device)」と表示され、先へ進めなくなる。(2012年6月11日追記あり)

(このメッセージは通常、MBR ブートする場合に必要な「Bios Boot パーティション」が作成されていない時に表示されるメッセージとのことであり、EFI ブートする場合は無関係のはず。なのにそのように表示されるのは、単なるバグなのかもしれないし、もしかしたら仕様なのかもしれない(後述))

そこで、外付け HDD にあらかじめ空き領域を作っておき、インストールの際に「空き領域を使用する (Use Free Space)」を選ぶことにした。

そのようにしてインストールを行った結果、空き領域に

「/boot/efi」パーティション
「/boot」パーティション
「LVMパティション」
「スワップパーティション」

が自動で生成された。

しかも「/boot/efi」パーティションは HFS+ ファイルシステムでフォーマットされ、そこに GRUB がインストールされる仕組みになっているため、Mac の EFI からはあたかも Mac OS X であるかのように認識される。

そのおかげで、インストール終了後、再起動時に Option キーを押していれば、OS 選択画面に「Fedora」があらわれ、Mac OS X と同じように起動することができる。Mac OS X の「システム環境設定」の「起動ディスク」で起動ディスクとして Fedora を選択することさえも可能である。

以上のことから、どうやら Fedora 17 64bit 版は、 Mac での EFI ブートにかなり適応した作りになっているようだ。インストールの際に「カスタムレイアウト」では先に進めなかったのも、ひょっとしたら、「/boot/efi」パーティションを自動で作成するために、敢えてユーザーにカスタムレイアウトを作成させないようにする親切設計(苦笑)だったのかもしれない。


なお、インストールの直後は、起動時に Option キーを押さなければ必ず Fedora が起動するようになっている(今回は Fedora を外付け HDD にインストールしたので、外付け HDD を外していればもちろん他の OS がデフォルトで起動するが、つないだままなら Fedora が起動する。もし内蔵 HDD にインストールしたなら Option キーを押さない限り必ず Fedora が起動する状態になっているだろう)。そのような状態を解消し、デフォルトで Mac OS X が起動するようにするには、一旦 Option を押しながら起動して Mac OS X を選択、OS X の「システム環境設定」の「起動ディスク」で OS X を選択すればよい。

(追記)
上記のようにしてインストールされた Fedora は、GRUB が外付け HDD 内にあるおかげで、インストールに使ったのとは別の Mac にその 外付け HDD をつないでもちゃんと起動することができるという、優れものである。


(2012年6月11日追記)
カスタムレイアウトを選択してもインストールは可能のようだ。Fedora 17 のインストールを始める前にあらかじめ HFS+ でフォーマットしたパーティションを作っておき、インストール開始後、カスタムレイアウトを選択のうえ、その HFS+ パーティションの使用目的を「/boot/efi」に設定すれば、手順を先に進めることができる。 HFS+ パーティションの大きさは 200 MB 程度でよいようだ(もっとも、今の Mac OS X のディスクユーティリティでは最小でも 1GB のパーティションしか作れない。どうしても 200 MB のパーティションを作りたければ、Linux のディスクユーティリティかその他のパーティショニングプログラムを使い、フォーマットだけを OS X で行う、などの工夫が必要となる)。


(20012年6月17日追記)
USB 接続ではなく、Firewire 800 で接続した外付け HDD へのインストールを試してみたが、インストールには失敗した。だが、USB で接続してインストールしたうえで、Firewire につなぎ変えてブートを試みたところ、ブートすることはできた。


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