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2012年6月10日 (日)

Mac+外付けHDDにUbuntu 12.04をインストール

Fedora 17 に引き続き、MacBook Pro mid 2010 13 inch に 接続した USB 外付けハードディスクに Ubuntu 12.04 64bit 版(amd64)をインストールできないかどうか試したところ、EFI で起動するようにすればうまくインストールできることがわかった。

筆者はこれまでにも何度か Fedora や Ubuntu を EFI で起動するようにインストールできないか試したことがあったが、うまくいかなかった。おそらく GRUB が Mac の EFI にちゃんと対応していなかったのだろう。

だからと言って外付け HDD に MBR 起動でインストールしてしまうと、起動が不可となるケースがほとんどだった(Ubuntu では一応成功していたが、Fedora は起動できなかった)。

だが今回、いくつかの Linux ディストリビューションで EFI 起動でのインストールを試したところ、どうやら以前に比べると Mac の EFI への対応度が上がったらしく、起動が可能となっていた。

ということは、おそらく外付け HDD だけでなく内蔵 HDD に対しても EFI インストールは可能なのだろう。とりあえず今回は外付け HDD への EFI 起動インストールを試みるにとどめ、内蔵 HDD への試みはまた後日とする。

以下に、Ubuntu 12.04 を Mac の USB 外付け HDD に EFI インストールする場合の要領を述べる。

前提条件

まず外付け HDD は「GUID パーティション」としてフォーマットされていなければならない(と思う。もしかしたら MBR でフォーマットされていても可能なのかもしれないが試していない)。

次に、USB メモリに rEFIt をインストールしておかなければならない。Fedora 17 と違い、Ubuntu 12.04 amd64 は Mac の EFI に特別な対応を行っていないので、rEFIt が必要。USB メモリへのインストールの方法についてはここでは述べないので他の情報源を参照してください。

もう一つ、インストール CD (Live CD) 自体を EFI で起動しなければならない。そのためには Mac を起動の際 Option を押し続けることで表示される「OS 選択画面」において、「EFI Boot」という名前の CD-ROM 型アイコンを選択する(この時、「Windows」という名前の CD-ROM 型アイコンを選択すると MBR 起動してしまい、そのままインストールを行うと、インストールされた Ubuntu は EFI 起動できない)。

インストール

インストールの手順そのものは、これまでに何度も行った「MBR インストール」の場合と同じである。ただ、ブートローダーのインストール場所として「sdb(外付け HDDのデバイス名)」を選択しても、sda(内蔵 HDD)の EFI 領域にインストールされる。

ブート

インストール終了後、実際に Ubuntu 12.04 がインストールされた HDD からブートするには、先ほど述べたように rEFIt が必要。Mac の起動時に Option キーを押したままにすれば「OS選択画面」が表示される。そこで rEFIt の USB メモリを差してしばらくすると、画面に「rEFIt」という名前のアイコンがあらわれるのでそれを選択する。すると、また同じような選択画面があらわれるが、そこには「品」の字に似たアイコンに「Boot EFI\ubuntu\grubx64.efi from EFI」という名前のついた項目が表示されるので、それを選択すれば起動できるはず。

Fedora 17 と違い、Ubuntu 12.04 の場合は内蔵 HDD に GRUB がインストールされるため、Ubuntu がインストールされた外付け HDD を別の Mac につないでも Ubuntu を起動することはできない。


なお、Ubuntu が不要となり、HDD から消去したとしても、EFI 領域にインストールされた Ubuntu の GRUB は残ってしまう。

残っていても支障はないが、どうしても削除したい場合は、rEFIt に付属している EFI Shell を使う。以下にその方法を説明する。

EFI Shell の起動

rEFIt の OS 選択画面の下段にはディスプレイの形をした一回り小さなアイコンがあるので、それを選択すれば、Shell が起動する。

EFI パーティションのデバイス名を調べる

まず、デバイス名が列挙されたリストが表示されるが、スクロールさせることができない。そこで、「map -b」というコマンドを打ち込むと、スクロールさせることのできる形で表示される。

リストで EFI 領域のデバイス名を探す。おそらく fs0 という名前になっている。

EFI パーティション内へ移動

そこで「fs0:」と打って fs0 内に移動する。その際、EFI Shell 上では日本語キーボード配列が有効にならないため、:(コロン)を打つには L (エル) の右隣のキーをシフトと同時に押す必要がある。

GRUB を削除

fs0 内に移動すれば、あとは DOS コマンドや bash コマンドと似たようなコマンドが使える。ls もしくは dir コマンドでファイルを表示、cd でディレクトリ移動、rm ディレクトリ名 でディレクトリを削除、などである。

Ubuntu の GRUB は fs0 内の EFI\ubuntu ディレクトリ内にある。ubuntu ディレクトリごと削除すれば GBUB も削除される。バックスラッシュを打つには L (エル) の三つ右隣にある「む」キーを押す。

EFI Shell を終了

exit コマンドで Shell から抜けることができる。

2012年6月 9日 (土)

Mac+外付けHDDにFedora 17をインストール

MacBook Pro mid 2010 13 inch に 接続した USB 外付けハードディスクに Fedora 17 64bit 版をインストールできないかどうか試したところ、EFI で起動するようにすればうまくインストールできることがわかった。

筆者はこれまでにも何度か Fedora や Ubuntu を EFI で起動するようにインストールできないか試したことがあったが、うまくいかなかった。おそらく GRUB が Mac の EFI にちゃんと対応していなかったのだろう。

だからと言って外付け HDD に MBR 起動でインストールしてしまうと、起動が不可となるケースがほとんどだった(Ubuntu では一応成功していたが、Fedora は起動できなかった)。

だが今回、いくつかの Linux ディストリビューションで EFI 起動でのインストールを試したところ、どうやら以前に比べると Mac の EFI への対応度が上がったらしく、起動が可能となっていた。

ということは、おそらく外付け HDD だけでなく内蔵 HDD に対しても EFI インストールは可能なのだろう。とりあえず今回は外付け HDD への EFI 起動インストールを試みるにとどめ、内蔵 HDD への試みはまた後日とする。

以下に、Fedora 17 を Mac の USB 外付け HDD に EFI インストールする場合の要領を述べる。


前提条件として、まず外付け HDD は「GUID パーティション」としてフォーマットされていなければならない。

次に、インストール CD (Live CD) 自体を EFI で起動しなければならない。そのためには起動の際 Option を押し続けることで表示される「OS 選択画面」において、「EFI Boot」という名前の CD-ROM 型アイコン、もしくは「Fedora Media」という名前のアイコンを選択する(この時、「Windows」という名前の CD-ROM 型アイコンを選択すると MBR 起動してしまい、そのままインストールを行うと、インストールされた Fedora は EFI 起動できない)。


インストールの手順そのものは、これまでに何度も行った「MBR インストール」の場合とほとんど同じだが、「どのタイプのインストールをしますか? (Which type of installation would you like?)」画面でインストールタイプを選ぶ際、本来であれば「カスタムレイアウトを作成する (Create Custom Layout)」を選びたいところだが、それを選ぶと「対象ブートデバイスでブートの stage1 を作成することができませんでした。(You have not created a bootloader stage1 target device)」と表示され、先へ進めなくなる。(2012年6月11日追記あり)

(このメッセージは通常、MBR ブートする場合に必要な「Bios Boot パーティション」が作成されていない時に表示されるメッセージとのことであり、EFI ブートする場合は無関係のはず。なのにそのように表示されるのは、単なるバグなのかもしれないし、もしかしたら仕様なのかもしれない(後述))

そこで、外付け HDD にあらかじめ空き領域を作っておき、インストールの際に「空き領域を使用する (Use Free Space)」を選ぶことにした。

そのようにしてインストールを行った結果、空き領域に

「/boot/efi」パーティション
「/boot」パーティション
「LVMパティション」
「スワップパーティション」

が自動で生成された。

しかも「/boot/efi」パーティションは HFS+ ファイルシステムでフォーマットされ、そこに GRUB がインストールされる仕組みになっているため、Mac の EFI からはあたかも Mac OS X であるかのように認識される。

そのおかげで、インストール終了後、再起動時に Option キーを押していれば、OS 選択画面に「Fedora」があらわれ、Mac OS X と同じように起動することができる。Mac OS X の「システム環境設定」の「起動ディスク」で起動ディスクとして Fedora を選択することさえも可能である。

以上のことから、どうやら Fedora 17 64bit 版は、 Mac での EFI ブートにかなり適応した作りになっているようだ。インストールの際に「カスタムレイアウト」では先に進めなかったのも、ひょっとしたら、「/boot/efi」パーティションを自動で作成するために、敢えてユーザーにカスタムレイアウトを作成させないようにする親切設計(苦笑)だったのかもしれない。


なお、インストールの直後は、起動時に Option キーを押さなければ必ず Fedora が起動するようになっている(今回は Fedora を外付け HDD にインストールしたので、外付け HDD を外していればもちろん他の OS がデフォルトで起動するが、つないだままなら Fedora が起動する。もし内蔵 HDD にインストールしたなら Option キーを押さない限り必ず Fedora が起動する状態になっているだろう)。そのような状態を解消し、デフォルトで Mac OS X が起動するようにするには、一旦 Option を押しながら起動して Mac OS X を選択、OS X の「システム環境設定」の「起動ディスク」で OS X を選択すればよい。

(追記)
上記のようにしてインストールされた Fedora は、GRUB が外付け HDD 内にあるおかげで、インストールに使ったのとは別の Mac にその 外付け HDD をつないでもちゃんと起動することができるという、優れものである。


(2012年6月11日追記)
カスタムレイアウトを選択してもインストールは可能のようだ。Fedora 17 のインストールを始める前にあらかじめ HFS+ でフォーマットしたパーティションを作っておき、インストール開始後、カスタムレイアウトを選択のうえ、その HFS+ パーティションの使用目的を「/boot/efi」に設定すれば、手順を先に進めることができる。 HFS+ パーティションの大きさは 200 MB 程度でよいようだ(もっとも、今の Mac OS X のディスクユーティリティでは最小でも 1GB のパーティションしか作れない。どうしても 200 MB のパーティションを作りたければ、Linux のディスクユーティリティかその他のパーティショニングプログラムを使い、フォーマットだけを OS X で行う、などの工夫が必要となる)。


(20012年6月17日追記)
USB 接続ではなく、Firewire 800 で接続した外付け HDD へのインストールを試してみたが、インストールには失敗した。だが、USB で接続してインストールしたうえで、Firewire につなぎ変えてブートを試みたところ、ブートすることはできた。


2012年6月 2日 (土)

MacBook Pro 13-inch Mid 2010にWindows Vistaをインストール

以前、MacBook Pro (13-inch, Mid 2010) に「Bootcamp アシスタントを使わずに」Windows Vista のインストールを試みたものの失敗に終わったことがあった。

Vista のインストール DVD を起動して、インストール先のハードディスクパーティションを選択しても、「このパーティションにはインストールできない」と表示され、それ以上前に進めなくなったのである。

だが、先日、パーティションの切り分けを変更して Windows 7 を再インストールすることにしたついでに、もう一度 Vista のインストールにもチャレンジしてみた。

結論から言えば、見事に成功した。ただ、かなり特殊な手順を踏まなければならなかった。

※注意……以下の記述は、あくまでも「Bootcamp アシスタントを使わずに」しかも「Linux とトリプルブートすることを前提として」Vista をインストールする場合である。単に Mac OS X と Vista をデュアルブートしたいだけならば、Bootcamp アシスタントを使うことをお勧めする。

  1. まず「Gparted Live」を用意する。これは、ハードディスクのパーティション編集ツール「Gparted」を起動することだけを目的とした、小さな Linux ディストリビューションである。これをダウンロードして CD-R に焼いておく。
  2. rEFIt を USB メモリの中にインストールしておく。その手順については他の情報源をあたってください。
  3. MacBook Pro を Gparted Live で起動し、Gparted で以下のようにパーティションを切り分ける。
    • sda1 …… EFI 領域のまま変更しない
    • sda2 …… hfs+(Linux 用パーティション)
    • sda3 …… hfs+(Linux 用パーティション)
    • sda4 …… ntfs(Vista 用)
    • sda5 以下は任意。Mac OS X 用パーティションや Linux スワップパーティションなどを作っておけばよいだろう。
  4. 切り分けが終わったら、引き続き Gparted Live に添付されているターミナルエミュレーターを起動し、 sda4 を /mnt にマウントする(mount -t ntfs /dev/sda4 /mnt)。
  5. ※重要ポイント※ sda4 の中に「Windows」という名前のディレクトリを作成する(mkdir /mnt/Windows)。
  6. sda4 をアンマウントする(umount /mnt)。
  7. Gparted Live を終了する。
  8. MacBook Pro を option キーを押しながら 起動して、先ほど用意した rEFIt の USB メモリを差し込み、起動OS選択画面で rEFIt を選択する。
  9. rEFIt の「Partitioning Tool」を起動する。
  10. 「MBR パーティションテーブルがシンクロしていない」という意味の英語のメッセージが出るはずなので、そこで「y」キーを押してシンクロさせる。
  11. rEFIt のメイン画面からマシン再起動を選択し、optionを押しながらマシンを再起動、起動OS選択画面になったら USB メモリを抜いて、代わりに Windows Vista のインストール DVD を挿入して起動する。
  12. 以上の手順を踏めば、インストール中にインストール先のパーティションを指定するよう求められた際、先ほど作成した ntfs パーティションを選択することができるようになるはず。その際、「このパーティションにはすでに Windows がインストールされている」という警告が出るが、無視してかまわないし、またこの警告こそが「インストール可能の証し」でもある。

以上。

MacBook Pro mid 2010 13 inchにMandriva 2011をインストール

先日、MacBook Pro mid 2010 13 inch の ハードディスクのパーティションを切り直し、Linux 用のパーティションを一つ増やしたので、そこに Mandriva 2011 をインストールしてみた。

インストールに際しては、最近の Fedora や Ubuntu と同様、「Bios Boot」パーティションが必要(EFI からブートする場合は必要ない。あくまでも BIOS → MBR ブートの場合にのみ必要)。つまり、MBR ブートの場合、現在では

  • Bios Boot パーティション
  • ルートパーティション
  • スワップパーティション

の三つが最低限必要、ということになる。(少し前まではルートパーティションとスワップパーティションの二つだけでよかった)。(追記2012/06/19:これはあくまでもハードディスクが GPT の場合である。すでに Windows がインストールされている PC/AT 互換機に追加で Mandriva をインストールするような場合はハードディスクが MBR パーティションになっているはず。そのような場合は Bios Boot パーティションは必要ない)

Bios Boot パーティションの大きさは 1 Mib でよい

ただ、Bios Boot パーティションは、スワップパーティションと同じく、他のディストリビューションと共用できるため、一つのマシンに複数の Linux ディストリビューションをインストールする場合でも、Bios Boot バーティションは一つでよい。

なお、Mac にインストールする場合、Bios Boot パーティションは先頭から三つ以内(sda2 か sda3 か sda4)でなければならない。

また、筆者の経験では、Mac にインストールする場合、Bios Boot パーティションは一旦「FAT32」でフォーマットされたパーティションとして作成し、それを「Bios Boot パーティションとして使用する」ように設定したほうがよいようだ(以前、Fedora をインストールするにあたり、Fedora のインストーラーでパーティションを切り分け、空き領域に直接 Bios Boot パーティションを作成したところ、Mac からうまく認識されなかったような記憶がある)。

結果的に、筆者の MacBook Pro は以下のようなパーティション構成となった。

  • sda1 …… EFI 領域(フォーマットせず)
  • sda2 …… Bios Boot (FAT32)
  • sda3 …… Ubuntu (EXT4)
  • sda4 …… Windows 7 (NTFS)
  • sda5 …… Linux Swap
  • sda6 …… Fedora 17 (EXT4)
  • sda7 …… Mandriva 2011 (EXT4)
  • sda8 …… Mac OS X Snow Leopard

以前にも述べたように、Mac に多種の OS をインストールする場合 Windows は sda4 でなければならないという拘束がある。筆者は Ubuntu と Fedora と Mandriva を Windows 7 の Bootmgr で起動することにしているので、このような構成でも Fedora や Mandriva を起動することができる。だが、rEFIt で起動するなら、この構成では Ubuntu しか起動できない。以前は Windows をインストールしないなら rEFIt で Linux を最大三つ起動できた(sda2、sda3、sda4)が、現在では Bios Boot が必要なので、rEFIt からの Linux の起動は二つまでということになる。

その後、インストール自体は問題なく成功した。

しかしながら、インストール直後の状態では「マシンを再起動しようとするとフリーズする」「無線LAN接続ができない」「サウンドの音量がとても小さい」という三つの問題が生じた。

再起動の問題

再起動に関しては、grub の設定ファイルに「reboot=pci」と書き加えれば直る。

具体的には「/boot/grub/menu.lst」内の「kernel (hd0,X)/boot/vmlinuz ……」という長い行の一番最後に半角スペースを置いて「reboot=pci」と書き加える。

なお、一度書き加えれば、その後カーネルをアップグレードしても自動的に「reboot=pci」が追加されるので、カーネルアップグレードのたびに書き加えたりする必要はない。

無線LANの問題

無線LAN接続は、無線LANチップのドライバーがデフォルトでは対応していないことが原因。解決方法は公式 wiki に掲載されており、それによると


$ wget http://mirror2.openwrt.org/sources/broadcom-wl-5.10.56.27.3_mipsel.tar.bz2
$ tar xjf broadcom-wl-5.10.56.27.3_mipsel.tar.bz2
$ su
# b43-fwcutter -w /lib/firmware/ broadcom-wl-5.10.56.27.3/driver/wl_apsta/wl_prebuilt.o
# modprobe b43
 

サウンドの問題

まず、一般ユーザーで


$ alsamixer
 

を実行する。すると、グラフィカルなミキサー設定画面が表示される。そこで「fn + F6」キーを押し、「HDA NVidia」を選択する。そこで、→ キーで「Front S」を選択し、↑ キーでボリュームを最高に上げる。そして ESC キーを押して alsamixer を終了させる。

この時点でサウンドが一時的に正常に鳴るようになる。次に、その設定を永続的なものにする設定を行う。まず、ルート権限で


# alsactl store
 

を実行してボリューム設定を保存する。

この状態ではマシンを再起動するとまた元の設定(Front S のボリュームが0)に戻ってしまうため、マシン起動時に alsamixer の設定が再度読み込まれるようにする。


# vi /etc/rc.d/rc.local
 

テキストエディターで上記のように「rc.local」を開き、その一番最後に

/usr/sbin/alsactl restore

という一行を書き加える。

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