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2011年10月29日 (土)

Thunderbird 7.01でiCloudメールを使う

iCloud メールは OS X の Mail.app および iOS (iPhone / iPad / iPod touch) のメールアプリと一体化されており、それらのデバイス内で iCloud アカウントを設定すればほぼ自動的にメール設定が完了する(但し OS X 10.7.2 以降、iOS 5 以降が必要)。また Windows でも「iCloud コントロールパネル」がインストールされていれば Outlook での送受信に完全対応する(Outlook 2007 以降)。

更に、その他のメールクライアントでの送受信のためのサーバー設定情報もアップル社によって公開されている。だが、その他のメールクライアントでの送受信は特別な設定を要する場合が多い。

以下に掲載するのは Thunderbird 7.01 で iCloud メールを使う場合の設定である。今後、Thunderbird もしくは iCloud がバージョンアップされた場合、以下とは異なる可能性がある。

(追記:その後、バージョンアップにより事情が変わった。「Thunderbird 10.0でiCloudメールを使う」を参照。以下の情報は役に立たないのでご注意を)

画像は Mac 版のものだが、Windows 版でも Linux 版でも内容は同じである。

  1. メニューバーから「アカウント設定」ダイアログボックスを起動する。「ツール」→「アカウント設定」を選択する(但し、Linux の場合は「編集」→「アカウント設定」である)。
  2. 左下の「アカウント操作」コンテキストメニューから「メールアカウントを追加」を選ぶ。すると新たなダイアログボックスが表示される。
  3. そこで必要事項を打ち込めば自動的にアカウント設定が行われるが、そのままでは現在の iCloud メールに対応しない。そこで「手動設定」ボタンをクリックする。
  4. 受信サーバーのホスト名を「imap.mail.me.com」に書き換える(imap.を追加する)。次に、送信サーバーのホスト名を「smtp.mail.me.com」に書き換える(mail.を追加する)。更に、ユーザー名を iCloud メールのメールアドレスと同じにする(「hogehoge」ではなく「hogehoge@me.com」のようになっていなければならない)。最後に「アカウント作成」ボタンを押す。
    Thb_make_account (画像をクリックして拡大表示。以下同じ)
  5. Thunderbird の左側に新たなアカウントが表示される。この時点で受信はできるようになるはず。
  6. だが、現時点では Thunderbird の認識するフォルダー名と実際の iCloud メールのフォルダーが異なっているため、送信済みメールフォルダーやゴミ箱フォルダーがうまく機能しない。そこで、フォルダー設定を変更する。まず、再び「アカウント設定」を起動する。
  7. 「アカウント設定」ダイアログボックス内の左側に me.com メールアドレスのアカウントが表示されているはずなので、そこで「サーバ設定」をクリックする。
  8. すると、ボックス内が切り替わる。そこで右下のほうにある「詳細」ボタンを押す。
    Thb_account_settei1
  9. すると、また新たなダイアログボックスが表示される。そこで「購読しているフォルダのみ表示する」に付いているチェックボックスからチェックマークを外す。そして「OK」ボタンを押す。
    Thb_folder_hyouji
  10. 一旦「アカウント設定」を閉じる。
  11. Thunderbird のウィンドウの左側に表示されている me.com アカウントをクリックする。すると、そのアカウントのトップページが表示される。
    Thb_folder_kanri
  12. その下のほうにある「購読するフォルダを管理する」をクリックする。するとダイアログボックスが表示され、 しばらくすると iCloud メールサーバー上のフォルダーが一覧できる。そこで「Inbox」以外のすべてのフォルダーにチェックマークを入れる。(注意:ここでフォルダーが一覧できない場合は、一度、me.com メールを受信してみる。それでも一覧できないなら、一旦、Thunderbird を終了させて再起動してから、もう一度「購読するフォルダを管理する」をクリックしてみる)
  13. すると、Thunderbird のウィンドウの左側に、「Sent Messages」や「Deleted Messages」フォルダが表示されるはず。もしされないなら、一度、iCloud メールを受信してみる。
  14. もう一度「アカウント設定」を開く。左側の me.com アカウントの「サーバ設定」をクリックする。
  15. 真ん中のあたりに「メールを削除する時:」という項目がある。そこで「次のフォルダに移動する:」を「Deleted Messages」に変更する。
  16. 次に、同じダイアログボックス上で me.com アカウントの「送信控えと特別なフォルダ」をクリックする。
  17. そこで、上のほうにある「メッセージ送信時に自動的にコピーを作成する」という項目を、「その他のフォルダを指定する: Sent Messages」に変更する。
  18. 「OK」ボタンを押す。

以上で正常に動作するようになる。なお、現時点では「下書きフォルダ」は設定しなくても正常に動作するようだ。


(更新2012/02/26)

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