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2011年9月13日 (火)

LionのFinderウィンドウの位置がデフォルトに戻る不具合[→解消]

Lion の Finder は『LionのFinderウィンドウの位置とサイズを記憶させる』の項で述べた方法でウィンドウの位置とサイズをフォルダごとに記憶させることができるが、何かの拍子に記憶が失われ、デフォルトの位置とサイズに戻ってしまうことがある。(追記2011/10/22:OS アップデートで直るようだ。文末参照)

いろいろ調べたところ、特定のアプリケーション(現在判明しているのは Photoshop CS5、Coteditor および CLIP PAINT Lab)で『ファイルを開くダイアログボックスを用いて二度以上ファイルを開く』ことによって、その問題が発生する確率が高いことがわかった。もっとも、アプリ内のダイアログボックスを使わず、ファイルを Finder に表示して Dock のアプリアイコンへドラッグして開いた場合は発生しない。

どうやら、Finder そのものの問題というより、Lion との互換性の問題である可能性が高い。

ただ、サイドバーに登録してあるフォルダーではこの問題が発生しないようだ。どうしても回避したいフォルダーはすべてサイドバーに登録しておけばよいかもしれない。

いずれにしても、この問題はまだ調査中である。確定したわけではないことをお断り申し上げておく。

(追記2011/10/14)
OS を 10.7.2 にアップデートしたら上記の不具合が直った気がする。だが、まだアップデート後二日目なので確定的なことは言えない。引き続き調査する。

(追記2011/10/22)
現時点に至るまで不具合は発生していない。OS 10.7.2 で直ったと見てよさそうだ。

2011年9月 3日 (土)

Mac用縦書きソフトの紹介

(更新2016/04/18)

※ここでは文書作成ソフトのみを扱っている。画像編集ソフトで縦書き文字を打ち込めるものについては「Mac用画像編集ソフトで縦書き」をご覧ください。

おおむね「OS 標準装備ソフト → フリーソフト → 有料ソフト」の順に掲載している。

テキストエディット.app

OS X に標準装備されている軽ワープロ兼テキストエディター「テキストエディット」は、OS X 10.7 Lion 以降、縦書きが可能となっている。メニューバーの「フォーマット」から「レイアウトを縦向きにする」を選ぶ。

軽ワープロモード(リッチテキストモード。拡張子.rtf)でもプレーンテキストモード(拡張子.txt)でも縦書きができる。プレーンテキストモードで使用するにはメニューバーの「フォーマット」から「標準テキストにする」を選択する。

ただ、プレーンテキストモードの場合、縦書きにしても一旦ウィンドウを閉じてしまうとまた横書きになる。ずっと縦書きのままにしたければ、リッチテキストモードでなくてはならない。

Textedit_vertical (画像クリックで拡大表示)

Mac OS X 10.6 Snow Leopard 以前のテキストエディット.app は縦書きには対応していない。

iText Express

軽ワープロ兼テキストエディター。フリーソフト。日本製。Mac App Store でも無料配布中

メニューバーの「書式」から「縦書きにする」を選べば縦書きになる。

プレーンテキストエディター(拡張子.txt)として使用するにはメニューバーの「書式」から「標準テキストにする」を選択する。

テキストエディット.appとは違い、iText Express ではプレーンテキストモードであっても縦書きの状態が(メタデータとして)記憶されるようになっているため、縦書き文書のウィンドウを一旦閉じて後でまた開いた場合でもちゃんと縦書き表示される。

Leopard 上では縦書きの際、ルーラーに付いているメニューが正しく表示されないというバグがあるが、メニューバーの「書式」→「ルーラーを表示」をオフにしておけば問題ない。

Itext_exp_vertical (画像クリックで拡大表示)

CotEditor

プレーンテキストエディター。フリーソフト。日本製。Mac App Store でも無料配布中。

シンプルで、なかなか高機能なフリーのプレーンテキストエディターとして、Mac 界では定評のある CotEditor も、OS X 10.7 Lion 以降、縦書きが可能となっている。「フォーマット」メニューから「縦書きで表示」を選べば縦書きになる。

バージョン 2.2 からは更に縦書き印刷にも対応、また縦書きにしたテキストファイルを保存する際、縦書きであることをメタデータとして記録するため、次に開いたとき自動的に縦書き状態で表示されるようにもなっている。

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mi

プレーンテキストエディター。フリーソフト。日本製。将来的には Mac App Store でフリー版と有料版をリリースするとのこと。

旧 Mac OS 時代から存在する高機能でフリーのプレーンテキストエディター。OS X 10.7 Lion 以降、縦書きが可能。「ファイル」メニューから「新規」→「縦書き」を選べば縦書き文書を新規作成できる。横書き文書を縦書きに変換する場合は「ドキュメント」メニュー→「モード」→「縦書き」を選択。

筆者は当ソフトを旧 OS 時代から知っていたが、作者の方が一時期 Windows への移行を宣言されていたように認識していたため、Mac 版は将来性がないと判断し、このサイトでの紹介は控えていた。ところがその後、特に移行する様子もなく、Mac 版の開発を進められていることからすると、どうも筆者の思い違いだったようだ(苦笑)。

OpenOffice.org / LibreOffice

Microsoft Office と互換性を持つフリーのオフィスアプリケーションスイート。Mac App tore でも LibreOffice Vanilla の名称で無料配布している。

詳細は当サイトの「Mac版OpenOffice.org/LibreOfficeについて」のページをご覧ください(ワープロでの縦書きモードへの変更方法はそのページの下のほうで述べている)。

Ooo_writer_vertical (画像クリックで拡大表示)

iText

プレーンテキストエディター。フリーソフト。日本製。旧 Mac OS 時代から存在する。カーソル操作がなぜか Windows と同じ(Home で行頭、End で行末など)になっているので、Windows から乗り換えた人にはわかりやすいかもしれない。

Hagoromo

プレーンテキストエディター。日本製。Mac App Store にて販売中(1,800円)。

Jedit X で有名なアートマン21社がリリースした日本語テキストエディター。プレーンテキスト(.txt)だけでなく、リッチテキスト(.rtf)ファイルの編集も可能。リッチテキスト形式および Hagoromo 独自形式テキスト(.hagoromo)で保存すれば、文字に色を付けたり大きくしたりすることができるので、一種の簡易ワープロとしても使用可能。

OS X のテキストエンジンに依存していた Jedit X とは違い、独自のテキストエンジンを搭載しているため、動作もとても軽い。プログラムソースコードのカラーリング機能はなく、プログラム開発には向かない反面、純粋に日本語テキストを編集するという目的では非常に使いやすい。

%E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A (画像クリックで拡大表示)

(上の画像はβ版のもの。正式リリース版とは異なる可能性があるので注意)

Jedit X

テキストエディター(軽ワープロとしても使用可)。シェアウエア (2,940円)。日本製。Mac App Store でも入手できる(但し、App Store 版は通常版と少し異なり、Standard 版 (2,800円) と Plus 版 (3,900円) がある)。

Mac 用日本語テキストエディターの決定版。配布サイトや Mac App Store ではリッチテキストモード(軽ワープロモード。.rtf)のスクリーンショットのみが掲載されいているが、プレーンテキストモードでも力を発揮し、各種プログラミング言語の色分け表示など、十二分の機能を有する。

縦書き対応は OS X 10.7 Lion 以降のみ。Mac OS X 10.6 Snow Leopard 以前では縦書きできない。

Microsoft Office Mac 版

商用パッケージソフト(Microsoft 社のサイトからダウンロード版を購入することも可能)。言わずと知れた Microsoft 社謹製のオフィスアプリケーションスイート。当然ながら Windows 版と高い互換性を誇る。価格は定価23,800円から(学生版は16,800円)。

Apple Works

PPC Mac(2006年以前に製造された Mac)にプリンストールされていた家庭向けオフィスアプリケーションスイート。

ワープロとドローで縦書きが可能。PPC 専用ソフトなので、Mac OS X 10.7 以降では動作しない。


プリントマジック

年賀状作成ソフト。フリーソフト。日本製。Adobe Air ソフトなので、使うにはあらかじめ Adobe Air ランタイム(無料)をインストールしておく必要があるが、Windows でも Linux でも動作し、作成されたデータも全 OS 共通である。宛名面、文書面の両方で縦書きが可能。

宛名職人

年賀状作成ソフト。商用パッケージソフト(ダウンロード版もあり)。日本製。

現在のところ、Mac 界では唯一の有料パッケージ版年賀状作成ソフト。宛名面、文書面の両方で縦書きが可能。価格は定価7,560円。


以下はホームユーザーにはあまり関係のないもの。

Quark Express

商用パッケージソフト。業界標準(だった?)DTP レイアウトソフト。価格は定価97,000円。

InDesign

商用ダウンロードソフト。広く普及している DTP レイアウトソフト。月額制で、使用料は月2,180円(Windows 版、Mac 版を問わず二台までインストール可)。Adobe Creative Cloud(月4,980円)に加入した場合にも同じ条件で当ソフトが使用できる。ちなみにかつてパッケージ販売形式で価格は93,240円だった。

InCopy

商用ダウンロードソフト。上記 InDesign と共に用いられる文書作成ソフト。月額制で、使用料は月2,180円(Windows 版、Mac 版を問わず二台までインストール可)。Adobe Creative Cloud(月4,980円)に加入した場合にも同じ条件で当ソフトが使用できる。但し、縦組みができるだけあって、文字を打ち込む際の画面が縦書きになるわけではない。ちなみにかつてはパッケージ販売形式で価格は29,925円だった。

Acrobat Pro

商用ダウンロードソフト。事実上、世界標準形式となっているデジタル文書フォーマット「PDF」を編集するソフト。月額制で、使用料は月2,180円(Windows 版、Mac 版を問わず二台までインストール可)。Adobe Creative Cloud(月4,980円)に加入した場合にも同じ条件で当ソフトが使用できる。ちなみにかつてはパッケージ販売形式で価格は54,800円だった。なお Windows 版には Acrobat Standard と Pro の2バージョンが存在するが、Mac 版は Pro のみである。

※但し、Mac 上でただ単に縦書き PDF 文書を作成するだけなら、テキストエディットなどで作成した縦書き文書を印刷(プリント)時にプリンター出力する代わりに PDF として出力すればよい。Mac OS X は標準で印刷時に PDF 出力が可能。


なお、以前ここに掲載していた「縦書きのできる Mac 用画像編集ソフト」については、ページを分割して「Mac用画像編集ソフトで縦書き」に移しましたので、そちらをご覧ください。


Mac用画像編集ソフトで縦書き

(更新2015/10/22)

Mac 用画像編集ソフト(ペイントソフト、ドローソフトを含む)で日本語文章の縦書きができるものを紹介。※文書作成ソフトで縦書きのできるものについては「Mac用縦書きソフトの紹介」で扱っている。

おおむね「OS 標準装備ソフト → フリーソフト → 有料ソフト」の順に掲載している。

FireAlpaca

フリーソフト。日本製。Windows にも Mac にも対応し、パソコンでイラストを描くための標準的な機能が一通り揃っていて動作が軽いことで定評のあるペイントソフト。

Mac 版はバージョン1.5.0 から縦書き文字が打てるようになっている。

MediBang Paint Pro

フリーソフト(但しクラウド機能を使うには無料会員登録が必要)。日本製。上記 FireAlpaca に漫画制作機能がついたものである。当初は CloudAlpaca という名称だったが、バージョン 2.0 から MediBang Paint Pro に改名。

漫画制作ソフトとして見た場合、有料の CLIP STUDIO PAINT EX と比べるとはるかに機能が劣る(おそらく100分の1以下)ものであり、プロの漫画家が使用するのはほぼ不可能だが、同人誌制作程度ということであれば、十分に実用できるだろう。

スケッチ風ドロー

ベクター画像編集ソフト。フリーソフト。日本製。Mac App Store でも無料配布中。 縦書き対応は Lion 以降。

iCloud にも対応した簡易ドローソフト。但し、現状では直接縦書きを行おうとしてもうまくいかない。テキストツールで横書きの状態で打ち込んで、一旦、テキスト入力枠の外をクリックすることで入力を確定させた後、選択ツールでテキスト入力枠を選択状態にし、メニューバーの「フォーマット」→「レイアウトを縦向きにする」で縦書きに変更する。

Sketchy_draw (画像クリックで拡大表示)

OpenOffice.org / LibreOffice

Microsoft Office と互換性を持つフリーのオフィスアプリケーションスイート。Mac App tore でも LibreOffice Vanilla の名称で無料配布している。

ワープロソフト「Writer」、図形描画ソフト「Draw」、プレゼンテーションソフト「Impress」で縦書きが可能。但し、選択したフォントによっては、画面表示上は行の左半分が欠落しているように見えることがある。その場合、フォントや行間を調整すれば問題はなくなる。

Inkscape

ベクター画像編集ソフト。オープンソースフリーソフト。但し X ウィンドウシステム(OS X のウィンドウシステムとは別のシステム。Lion までは OS に同梱されていた)の中で動くソフトなので、日本語を直接打つことができない。日本語をテキストエディットなどで打ち込み、それをコピーしたうえで、Inlscpae 上でペースト(control + V)する必要がある。また、括弧なども縦書き型にならなず、横書きの形のまま縦に並んでしまうという問題もある。

CLIP STUDIO PAINT

商用パッケージソフト(ダウンロード版、月額版もあり)。日本製。セルシス社がイラスト制作ソフト IllustStudio および漫画制作ソフト ComicStudio の後継製品としてリリースした次世代のイラスト制作兼漫画制作ソフト。

価格は下位版「Pro」が パッケージ9,180円 ダウンロード版5,000円。上位版「EX」がパッケージ36,720円、 ダウンロード版23,000円。月額版は両方とも月500円だが、一定期間使い続けるとダウンロード版のライセンスがもらえて、以降無料になる。

Mac 版は、未だに Snow Leopard 以前の Photoshop のようなインターフェイスしか備えていないためフルスクリーン表示ができないという欠点を抱えているものの、全体的に見れば Windows 版よりははるかに安定している(ネット上でもし万が一 CLIP STUDIO PAINT に関する批判的なコメントを見かけたとしても、それはほとんど全てが Windows 版の話なので、Mac ユーザーには関係ないと考えてよい)。

clipstudio-paint (画像クリックで拡大表示)

ComicStudio

商用パッケージソフト(月額版もあり)。日本製。セルシス社が開発していた漫画制作ソフト。すでに開発は終了しており、2015年6月で販売も終了。今後は上記 CLIP STUDIO PAINT EX への移行が推奨されている。

Photoshop Elements

商用パッケージソフト。Mac App Store でも販売中(7,800円)。Adobe 社謹製の画像編集ソフト Photoshop の家庭向け廉価版。

Photoshop

商用ダウンロードソフト。言わずと知れた Adobe 社謹製の画像編集ソフト。月額制で、使用料は月980円(フォトグラフィプラン加入時。Windows 版、Mac 版を問わず二台までインストール可)。Adobe Creative Cloud(月4,980円)に加入した場合にも同じ条件で当ソフトが使用できる。ちなみにかつてはパッケージ販売形式で価格は92,400円だった。

Illustrator

商用ダウンロードソフト。Adobe 社謹製のベクター画像編集ソフト。月額制で、使用料は月2,180円(Windows 版、Mac 版を問わず二台までインストール可)。Adobe Creative Cloud(月4,980円)に加入した場合にも同じ条件で当ソフトが使用できる。ちなみにかつてかつてはパッケージ販売形式で価格は78,750円だった。

Flash Professional

商用ダウンロードソフト。Adobe 社製の Flash 動画作成ソフト。月額制で、使用料は月2,180円(Windows 版、Mac 版を問わず二台までインストール可)。Adobe Creative Cloud(月4,980円)に加入した場合にも同じ条件で当ソフトが使用できる。ちなみにかつてはパッケージ販売形式で価格は88,200円だった。

Fireworks

商用ダウンロードソフト。Adobe 社製のウェブ画像作成ソフト。Adobe Creative Cloud(月4,980円)に加入すれば当ソフトが使用できる(Windows 版、Mac 版を問わず二台までインストール可)。ちなみにかつてはパッケージ販売形式で価格は39,900円だった。


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