« 2011年5月 | トップページ | 2011年8月 »

2011年7月29日 (金)

LionのQuick Time Player XではMPEG 2の再生が可能に

Lionの Quick Time Player X では MPEG 2 ムービーの再生が可能になっている。

Qtpx_mpeg2 (画像クリックで拡大表示)
(※動画の画面はモザイク処理している)

かつてはアナログ Capty TV で録画したテレビ映像の MPEG 2 ムービーを再生するというそのためだけに VLC をインストールしていた。その当時に Quick Time Player X で MPEG 2 の再生が可能になっていたならもっと役に立っただろうが、今となっては筆者の環境下でさほど活躍の場面はないかもしれない。

(追記:2011/8/30)
なお、筆者は Lion をクリーンインストールした。アップグレードインストールした場合 Quick Time Player がどうなるのか、筆者には不明である。

(追記2011/10/20)
アップルのサポート文章にも明記されているようだ。QuickTime Player がサポートするメディア形式

LionのWindows共有におけるパーミッション

Windows とファイルを共有するためのプログラムとして、Snow Leopard 以前 の OS X には UNIX 系 OS でよく使われている「Samba」が付属していたが、Lion からはアップル社独自のものとなった(正式名称は不明。「man smbd」でマニュアルが表示されるので、「OS X の smbd」が正式名称なのかもしれない)。

そのおかげなのかどうかはわからないが、Lion の smbd では Windows からファイルを移した際のパーミッションが一律「600」となるよう変更されている(フォルダは「700」)。

Snow Leopard 以前ではファイルを「パブリック」フォルダへ移せば「644」だが、それ以外の場所に移すと「740」になってしまうという、少々厄介な仕様だった。実行ファイルではない普通のファイルに実行権が付いてしまったからといってすぐに問題が起きる訳ではないが、なんとなくいやだったので、筆者は Windows から Samba を通してファイルを移す時は必ずパブリックフォルダを経由することにしていた。これからはそのような工夫をせずにすみそうだ。

(2011年8月4日追記)
上で述べたことは「Windows 7 コンピューターで Mac に接続し、Windows 側のファイルを Mac へ送り出した場合」である。調べたところ、「Mac で Windows 7 コンピューターに接続し、Windows 側のファイルを取って Mac へ持ってくる場合」は「700」になるようだ。

2011年7月26日 (火)

Lionでダブルタップができなくなった時の一時的な対処法

Lion で使用されるトラックパッドの操作方法には『二本指ダブルタップ(スマートズーム)』や『三本指ダブルタップ(辞書で引く)』というマルチタッチジェルチャーが存在するが、ある条件下でダブルタップができなくなることがあるようだ。もしかしたら筆者のハードウェアだけで起こることなのかもしれないが、一応、書き留めておく。

いろいろ試行錯誤した末、ようやくできなくなったときにできるようにする一時的な対処法を発見した。

ダブルタップできなくなった時は、ほんの少しでかまわないので上下にスクロール(二本指で上下にスワイプ)する。その後にタップすれば、筆者の調べた範囲内では百パーセント成功する。

なお、このコツはトラックパッドだけではなく、Magic Mouse でも有効である。Magic Mouse の場合はスクロールは一本指なので、Mission Control を起動するためにダブルタップしたはいいが、うまくいかない、という時は少しだけ一本指でマウスの表面を上下にスワイプする。その後にタップすれば必ず成功する。

ちなみに、『LionのアプリケーションExposé』の項目でも述べたように、Dock アイコン上でダブルタップすれば『アプリケーション Exposé』を起動させることができるという『隠しジェスチャー』が存在する。このジェスチャーの際にも上記の『コツ』は有効である。

(更新2011/7/28)

(2011年7月27日追記)
どうやら、長時間 Mac を起動しているとダブルタップが失敗しやすくなる、という現象が起こるようだ。再起動すれば確実に直る。

(2011年7月28日追記)
(改題しました)
ダブルタップができなくなる現象は、長時間起動していても起こらないこともあるし、短時間の起動で起こることもあるようだ(苦笑)。どういう条件で起こるのか調査中。

(2011年7月28日追記2)
一旦スリープしたら直るようだ。

(2011年7月28日追記3)
Safari 上で繰り返し二本指ダブルタップや三本指ダブルタップ(Magic Mouse では一本指や二本指)を行うと、『ダブルタップができなくなる現象』が起きるような気がする。引き続き調査を行う。

2011年7月25日 (月)

LionのアプリケーションExposé

Lion では Exposé が廃止され、Spaces を吸収合併して Mission Control として生まれ変わった。Exposé とは違いアプリごとにウィンドウをまとめて表示してくれるようになるなど、いっそう便利になっている。

(↓Mission Control ですべてのウィンドウをまとめて表示)
Mission_control (画像クリックで拡大表示)

アプリごとにまとまっているウィンドウをばらけさせたり、ウィンドウのうちの一つをズームアップすることも可能である。
Mission_control2 Mission_control3 (画像クリックで拡大表示)

(なお、Mission Control の使い方についてこちらに少しばかり TIPS を集めてみた)



しかしながら、Lion にも一つのアプリのウィンドウだけをすべて表示する機能(システム環境設定内のトラックパッド設定では「アプリケーション Exposé」と呼ばれている)も存続している。一つのアプリケーションで多数のウィンドウを開いてしまい、そのひとつひとつを見比べたいような場合には、やはり「アプリケーション Exposé」が威力を発揮する。

「アプリケーション Exposé」は、Snow Leopard では F10 や Dock アイコン長押しで起動することができたが、Lion では起動方法も変更され、仕様も若干強化されている。

Lion でのアプリケーション Exposé の起動方法

(注意:Lion で実装された「フルスクリーン画面(ウィンドウ右上のマークをクリック)」上ではアプリケーション Exposé 自体が全く不可能であり、以下で述べる起動方法で起動しようとしても何も起こらない。しかし「Lion のフルスクリーン」ではなく、以前からある「単なるフルスクリーン状態」では起動可)

キーボードでの起動方法その1

「control + ↓」(もしくは「F10」。脚注1参照)。

キーボードでの起動方法その2

アップル純正キーボードなら「control + Exposé キー(脚注2)」でも起動できる。

マウスでの起動方法その1

Dock アイコン右クリックで「すべてのウィンドウを表示」を選択する。

マウスでの起動方法その2

Magic Mouse では「Dock アイコン上にポインターを合わせて一本指ダブルタップ(脚注3)」でも起動できる。二本指でも可。

マウスでの起動方法その3

Dock に「Mission Control」のアイコンが登録されているなら、そのアイコンを右クリックして「アプリケーションウィンドウを表示」を選択。

トラックパッドでの起動方法その1

Dock アイコン上にポインターを合わせて二本指ダブルタップ(脚注4)。

トラックパッドでの起動方法その2

システム環境設定の「トラックパッド」設定で「三本指による下スワイプでアプリケーション Exposé」をチェックすることでジェスチャーを割り当てることもできる。

Lion でのアプリケーション Exposé 強化点その1

起動はしているが現在アクティブではないアプリに対しても「アプリケーション Exposé」が行えるようになった。方法は以下のいずれかである。

  1. 現在アクティブではないアプリの Dock アイコンを右クリックして「すべてのウィンドウを表示」を選択。
  2. 現在アクティブではないアプリの Dock アイコン上にポインターを合わせて「二本指ダブルタップ(Magic Mouse では一本指ダブルタップ)(脚注5)」。
  3. (上記の「三本指による下スワイプでアプリケーション Exposé」が設定されている場合)現在アクティブではないアプリの Dock アイコン上にポインターを合わせて「三本指で下スワイプ」。

Lion でのアプリケーション Exposé 強化点その2

"Dock に登録しているが起動はしていないアプリ" に対しても行える。これを行うことによって、一部の対応アプリに限ってではあるが「最近開いたファイル」の一覧が表示されるのである(現状、サードパーティー製では LibreOffice や CotEditor が対応している)。

起動方法は「強化点その1」で述べたのとほぼ同じだが、Dock アイコン右クリックで起動する場合は、「最近使った項目を表示」を選択する。


これらの強化機能および「ウィンドウをアプリケーションアイコンにしまう」設定(システム環境設定の Dock セクションで設定)を活用すれば、Windows 7 のタスクバーっぽい使い方も可能となる。Window 7 のタスクバーのほうが好みという方は一度試してみてほしい。


※脚注

1.^場合によっては「F10」のままになっているようだ(システム環境設定の「Mission Control」で確認できる)。もっとも、アップル純正キーボードの F1 〜 F12 キーは、デフォルトでは fn キーと同時に押さなければファンクションキーとして機能しないので、実際は「fn + F10」である。但し、システム環境設定の「キーボード」で「F1、F2などすべてのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」をチェックしていれば F10 だけでよい(注意:もし Lion をアップグレードインストールしたのなら、Snow Leopard 時代にそのようにチェックしていた場合でも、アップグレード直後はチェックが外れているかもしれない)。

2.^「Exposé キー」とは、アップル純正キーボードの F3 キーのところにある。 デフォルトでは F3 キーを押せば「Exposé キー」として機能するが、システム環境設定の「キーボード」で「F1、F2などすべてのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」をチェックしている場合は fn キーと同時に押さなければならない(つまり、アプリケーション Exposé を起動するには fn + F3 + control の三つを同時押し)。

3.^ 4.^ 5.^ダブルタップはトラックパッドか Magic Mouse かを問わず、現時点 (OS X 10.7.0〜10.7.3) では何かの拍子に突然、できなくなることがある。どのような状況でそうなるのかは不明。今後のアップデートで改善されることを期待したい。(ダブルタップができなくなった時の対処法はこちら)

(2012年03月05日更新)

2011年7月24日 (日)

Lionのフルスクリーン画面でDockを表示させる方法

偶然気づいたが、フルスクリーン状態でポインターを画面の一番下で一旦静止させ、そこからさらに下方向へ動かせば Dock が表示される。

トラックパッドを使っていない筆者の環境では、フルスクリーン状態から Launchpad をすぐに起動させる方法が(システム環境設定でホットコーナーなどに設定しない限り)なく、一旦『デスクトップ』に戻ってから Dock アイコンをクリックしなければならないと思っていた。だが、上記の方法を使うことでそのような手間をかけずにすみそうだ。

LionのFinderウィンドウの位置とサイズを個別に記憶させる

一般的に、Windows、Mac OS 9 以前、Mac OS X のいずれにおいても、アプリケーションのウィンドウは最後に閉じた時の位置とサイズが記憶される。だが、一部例外があり、OS X に付属している「QuickTime Player」および「プレビュー」は位置とサイズを全く記憶しない仕様になっている。更に、ファイルマネージャーソフトに関しては、Windows (XP以前) の エクスプローラー、Mac OS の Finder とも、開いたフォルダーごとに位置とサイズが記憶されというやや特殊な仕様になっている(もしもウェブブラウザが、開くウェブサイトごとにウィンドウの位置やサイズが異なる仕様だとしたら、非常に奇妙に感じるだろう。ところが、ファイルマネージャーではそれがほぼ当たり前なのである)。


OS X の Finder において、あるフォルダーを新規ウィンドウで開く場合(すなわち、デスクトップ上のエイリアスや Dock のスタックから開く場合、あるいはデスクトップ上に置かれているフォルダーを開く場合など)、原則として、そのフォルダーウィンドウが一番最後に表示された時の位置とサイズで表示される。

OS X 10.7 Lion の Finder ウィンドウの位置とサイズを各フォルダ毎に個別に記憶させる方法に関しては、10.6 Snow Leopard から変化はないようだ。

アイコン表示、リスト表示、Cover Flow 表示になっている場合は、別フォルダに移動し、移動先のフォルダを表示した状態でサイズや位置を調整すれば、その移動先のフォルダごとに記憶される。このような仕様になったのは Snow Leopard 以降である(Leopard 以前はアイコン表示やリスト表示でも後述のカラム表示と同様の仕様だった)。蛇足ながら、Windows XP の Explorer もこれと同じ仕様である。

それに対して、カラム表示のウィンドウの位置とサイズを記憶させるには、ウィンドウを開いた後、別のフォルダに移動することなく、開いたフォルダを表示させた状態で位置やサイズを調整する必要がある。

例えば、デスクトップ上に「太陽系」というフォルダーがあり、その中に「地球」というフォルダがあるとする (Unix パスで表示すると ~/Desktop/太陽系/地球)。太陽系フォルダーアイコンをダブルクリックすると「太陽系」という名前の Finder ウィンドウが開くはずだが、カラム表示になっている場合、太陽系フォルダを表示したままサイズや位置を調整したなら記憶される。ところが、太陽系フォルダを開き、地球フォルダに移動したあとにサイズや位置を調整したとしても、記憶はされない。一旦地球フォルダに移動し、また太陽系フォルダに戻ってきてからサイズや位置を調整したような場合も、やはり記憶はされない。

カラム表示のこの仕様は、筆者が知る限り Mac OS X 10.3 以来ずっと続く仕様である。

続きを読む "LionのFinderウィンドウの位置とサイズを個別に記憶させる" »

2011年7月23日 (土)

LionをMagic Mouseで

Lion のトラックパッドを使ったマルチタッチジェスチャーについては以前から方々で報じられていたが、Magic Mouse ではどうなるのか、ほとんど事前情報がなかった。

実際に iMac に Lion をインストールしてみたところ、Magic Mouse でも限定的ながらマルチタッチジェスチャーが使えることがわかった。

簡単にいうと、トラックパッドよりも一本少ない指でスワイプするようになっている。一本指左右スワイプでページ移動、二本指左右スワイプでフルスクリーン app および Spaces の切り替えという感じ。詳細はシステム環境設定の『マウス』を参照。

そのうえに、Lion では Magic Mouse 上をダブルタップというジェスチャーも新たに加わっている。

システム環境設定には『二本指ダブルタップで Mission Control』を起動としか書かれていないが、その他に隠しジェスチャー?として Dock アイコン上で二本指ダブルタップ (2011年7月27日訂正:一本指ダブルタップ)(トラックパッドでは三本指 (7月25日訂正:トラックパッドでも二本指))すると、そのアプリケーションの全ウィンドウ表示(Snow Leopard 以前の F10)になる。『control + ↓』というキーボードショートカットも割り当てられているが、キーボードではアクティブなアプリに対してしか行えない。Dock アイコン二本指ダブルタップなら、非アクティブであっても可能なので、なかなか便利である。

この機能および『ウィンドウをアプリケーションアイコンにしまう』設定(システム環境設定の Dock セクションで設定)を活用すれば、Windows 7 のタスクバーっぽい使い方ができる。Window 7 のタスクバーのほうが好みという方は活用してみてください。

ただ、『Magic Mouse 上を二本指でダブルタップする』という行為は、筆者の Magic Mouse の性能上の問題なのかもしれないが、少々コツを要する。マウスというものは常に指を置いて使うため、ダブルタップのあと無意識に指をマウスの上においてしまう。だが、このダブルタップを行うときは二度目のタップのあと、二本の指を確実にマウスから離して宙に浮かす必要があるようだ。また、マウスを保持するために親指や小指が上面に少し触れてしまって二本指になっていないこともある。その点でも注意しなければならない。筆者の場合、人差し指と中指でダブルタップするのだが、ほんの少し薬指が触れてしまい、失敗することも多い(苦笑)。 (2011年7月28日訂正:Magic Mouse かトラックパッドかを問わず、『ある条件下でダブルタップができなくなる』という不具合を生じるようだ。再起動すれば確実に直るがまたすぐに生じる場合もあるし、そもそも全然生じないこともある。どういう条件で起こるのか調査中)

もっとも、左右スワイプや一本指ダブルタップについては至極快適に動作しており、全く問題ない。特に左右スワイプの心地よさは目を見張るものがある。その点は強調しておきたい。

(2011年7月24日追記)
『二本指ダブルタップ』のコツについてだが、指を立てるようにすれば成功確率が上がるようだ。マウスを扱う時の指の状態とトラックパッドの時のそれを比較して一番異なる点は、まさにこの点だと気づいた。マウスを扱う時は指が水平に近くなっており接触面積が大きい。一方トラックパッドの場合は指が立っていて接触面積が小さい。Magic Mouse でのダブルタップが失敗するのはどうもその接触面積の大きさに起因するのではないか。なお、これはダブルタップに限らず、スワイプがうまくいかない場合にも指を立てることで改善できることが多いようだ。

(2011年7月28日追記)
ダブルタップができなくなった時の対処法はこちら

LionのFinderの『常に〜表示で開く』の仕様

OS X 10.7(.0) Lion の Finder の『表示オプション(commad + J)』で設定する『常に〜表示で開く』にはバグがあるようだ

Snow Leopard 以前なら、『表示オプション』で例えば『常にリスト表示で開く』をチェックし、その後にアイコン表示に切り替えても『表示オプション』ウィンドウ上部には『常にリスト表示で開く』が表示されたままである。

ところが 10.7 ではそのような操作を行うと『常にアイコン表示で開く』に切り替わってしまい、次にそのウィンドウを開いたときにアイコン表示になってしまう。

この現象は『表示オプション』ウィンドウを表示させなくても同様である。つまり、ある Finder ウィンドウで『常にリスト表示で開く』を設定し、そのウィンドウを閉じた後、再びそのウィンドウを開き、アイコン表示に切り替える、そして再びそのウィンドウを閉じてまたウィンドウを開くと、アイコン表示になってしまうのである。

おそらくすぐに修正されるだろうと思う。

(追記2012/02/14)
Lion のバージョンが 10.7.3 になっても修正されないところを見ると、どうもこういう仕様に変更されたものと思われる。よって、この記事のタイトルも「LionのFinderの『常に〜表示で開く』のバグ」から「LionのFinderの『常に〜表示で開く』の仕様」に変更させていただいた。

2011年7月22日 (金)

LionのFinderのカラム表示の仕様

OS X 10.7(.0) の Finder には、あるウィンドウで「カラム表示に切り替える」という行為を行うと次に開く Finder ウィンドウが(「表示オプション」で常にカラム表示以外で表示するように設定してあっても)強制的にカラム表示になってしまうバグがある模様

いずれかの Finder ウィンドウで一度でも「カラム表示以外に切り替える」という行為を行えば直るが、当然ながら、また「カラム表示に切り替える」という行為を行えば再び同じバグが起きる


(2012/10/09更新)
現在の最新版 OS X 10.8.2 に至るまで上記の状況に変化がないことを考えると、どうやらこれはバグではなく、仕様であろうと思われる。そのため、初投稿時は「LionのFinderのカラム表示のバグ」だった当記事の題名を「LionのFinderのカラム表示の仕様」に変更した。

続きを読む "LionのFinderのカラム表示の仕様" »

2011年7月21日 (木)

LionのFinderのカラム表示の仕様について

(改題しました)
Lion の Finder の『カラム表示』の扱いはこれまでと少し異なっている。カラム表示状態のウィンドウは『サイドバー項目のいずれかに属したウィンドウ』と見なす仕様になっているらしいのである。

どういうことかというと、例えば、デスクトップ上に『hogehoge』という名のフォルダを作り、開いて、カラムにする。そこで『command + J』で『表示オプション』を表示させてみてほしい。『表示オプション』ウィンドウの上部には『hogehoge』ではなく、『デスクトップ』と表示されているはずである。

当然、その状態で『常にカラム表示で開く』をチェックしても、それは『hogehoge』フォルダの表示オプションを設定したことにならず、『デスクトップ』の表示オプションを『カラム表示』に設定しただけになってしまうのである。

だから、例えば『書類』フォルダは『常にアイコン表示』だが、その中にある『aaa』というフォルダは『常にカラム表示』にしたいなら、『aaa』をサイドバーに登録する以外、方法がないことになる。なぜならサイドバーに登録しない限り『aaa』をカラム表示にすると必ず『書類』に属するウィンドウと見なされ、『表示オプション』を個別に設定することが不可能だからである。

いずれにせよ、『表示オプション』を設定する際は上部に表示されているフォルダ名をよく確認する必要がある。うっかりカラム表示になっていると、とんでもなく上位のフォルダの表示オプションを設定していた、などということになりかねない。

(2011年7月22日追記)
なお、上位のフォルダが全くサイドバーに登録されていないフォルダは最上位つまり『自分のコンピューター名の付いたフォルダウィンドウ(command + shift + C で表示される。Windows でいうところのマイコンピューターに相当)』に属していると見なされるようだ。例えば、Lion ではこれまでと違いデフォルトでは『ホームフォルダ』がサイドバーに登録されていない。だからホームフォルダを表示してカラム表示にし、『表示オプション』を表示させる(command + J)と、その上部にはコンピューター名が表示される。

但し、工夫をすればサイドバーに登録されていないフォルダを『起点』にすることもできるようだ。そのフォルダの一旦、サイドバーに登録し、表示オプション上で『常にカラム表示で開く』に設定、その後にサイドバーから削除すると、起点になる。だが、うまくいかないこともある。その辺りの詳細はこれからさらに調査する必要がある。

LionにおけるLibreOfficeの動作

Snow Leopard で OpenOffice.org や LibreOffice を動かした場合、日本語文字上では一文字おきにしかカーソルが表示されない、仮名を打ち込んでから漢字変換を確定するまでカーソルが表示されないというバグがあり、バージョンがアップされてもずっと存在し続けたが、Lion 上で LibreOffice 3.4.1 を動かしてみたところ、いずれのバグも解消されていた。

OpenOffice.org については検証していないが、OOo と LO は事実上同じソフトなので、おそらくはそちらも直っているだろう。

関連項目

Mac版OpenOffice.org/LibreOfficeについて


Mac OS X LionのSpotlightによる日本語テキストの内容検索




(追記2013/11/04:OS X 10.9 Mavericks では若干、仕様が変更になっている。「OS X MavericksのSpotlightによる日本語テキストの内容検索」を参照)





以下、2011年に書かれた OS X 10.7 Lion に関する記事(Mountain Lion もこれと同じ)。

プレーンテキストファイルの場合

プレーンテキストファイル(拡張子.txt、.pl、.php、.c など)は、Leopard 以降の OS X 上で作成したものであればどのような文字コードであってもヒットする(文字コードを指定するめたメタデータがつくから)。

それ以外の OS(Tiger、Windows、Linux)上で作成したものは(メタデータがついていないため)Shift JIS か UTF-8 のみヒットし、EUC-JP や JIS (ISO-2022-JP) ではヒットしない(Snow Leopard 以前と違い、BOM 無し UTF-8 でもヒットする)。

OS X 上であってもコマンドラインプログラム(vi、nanoなど )で作成したものは(メタデータがついていないため) Shift JIS か UTF-8 のみヒットする。

また、OS X 上で作成したプレーンテキストファイルを 一旦 Windows などに移してから OS X のハードディスクに戻したような場合、(メタデータがなくなってしまうため)やはり EUC-JP や JIS はヒットしなくなる。

HTML ファイルの場合

UTF-8 で書かれた .html ファイルは、文頭に DOCUTYPE 宣言もしくは <HTML> タグがあれば、文字コード指定がなくてもヒットする。

例:

<html>
何を言う?早見優?

Spotlight 検索で「何を言う?」を検索した場合、UTF-8 で書かれた上記の内容の .html ファイルはヒットする。

文字コードの指定があれば Shift JIS でも EUC-JP でも JIS (ISO-2022-JP) でもヒットする。文字コード指定のための <META> タグ以外のタグが全くなくてもヒットする。

例:

<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=EUC-JP">
何を言う?早見優?

Spotlight 検索で「何を言う?」を検索した場合、EUC-JP で書かれた上記の内容の .html ファイルはヒットする。

但し、Snow Leopard 以前とは少し異なり、文字コード指定のための <META> タグ以外のタグが全くない場合、UTF-8 で書かれた .html ファイルはなぜかヒットしない(バグなのか仕様なのか不明)。

また、これもバグの可能性が高いが、ISO-2022-JP の場合、ちゃんとした HTML 構造(<HTML> タグに始まり </HTML> に終わる。<META> タグは <HEAD> タグではさむ、など)をとっていて、なおかつ文字コード指定のための <META> タグで ISO-2022-JP を指定してあっても、ヒットしない。だが奇妙なことに、上記のように <META> 以外のタグが全くなければヒットする。

上記に関わらず、<META> タグ内で robots を noindex と指定すればヒットしなくなる。

文字コード指定がなく、文頭に DOCUTYPE 宣言もしくは <HTML> タグも書かれていない .html ファイルはどのような文字コードであってもヒットしない。


Lionのテキストエディット.appの文字コードの仕様

Lion のテキストエディット.app は、プレーンテキストファイルを Finder 上でダブルクリックして開こうとする場合、デフォルトでは自動で文字コードを判別するようになっているが、その際、Shift JIS と UTF-8 ならどのようなプレーンテキストファイルでも開くことができる(Leopard 〜 Snow Leopard とは違い BOM なしでも開くことができる)。

JIS (iso-2022-jp) と EUC-JP の場合は、『TextEncodings メタデータ』が付いていればダブルクリックで開くことができる。『TextEncodings メタデータ』は、Leopard 以降の OS X 上でプレーンテキストを作成すれば付く。(但し、ターミナル.app 上で動作するコマンドラインエディター、『vi』、『emacs』、『nano』などで作成した場合は付かない)

『TextEncodings メタデータ』の付いていない JIS ファイルと EUC-JP ファイルは、テキストエディット.app でダブルクリックして開こうとすると失敗するか、開けたとしても文字化けする。

ちなみに、Finder 上でのダブルクリックではなく、テキストエディットの『開く』ダイアログボックス(『ファイル』メニュー → 『開く』、もしくは command + O)で開く場合は、文字コードを指定すれば JIS ファイルと EUC-JP ファイルでも開くことは可能。

(2011年7月28日更新)

« 2011年5月 | トップページ | 2011年8月 »