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2009年6月12日 (金)

Mac mini (Mid 2007)へのFedora 11のインストールを試みる

(追記2011/05/13:以下の記事は、Mac mini Mid 2007 に Fedora 11 をインストールしようとしたものの「珍しく失敗した」ことを書き留めておいた記事である。基本的に Mac への Fedora のインストールはコツさえつかめば容易であり、同マシンへの Fedora 9 と 10、および 12 のインストールは問題なく成功したし、その後、別の Mac に対しても引き続き Fedora 13 と 14 のインストールは成功していることを申し添えておく)




(以下2009/06/12に書かれた元記事)


筆者のMac mini (Mid 2007) は現在、Windows Vista SP2とFedora 10とUbuntu 9.04とMac OS X Leopardをクワッドブートしているが、先日Fedora 11がリリースされたので、Fedora 10を消して11をインストールすることにした。

とりあえずLive CDのISOをダウンロードし、Mac OS XのディスクユーティリティーでCD-RWに焼いてインストールしようとしたところ、前回10をインストールした時と同様、X Windowsが起動するところでフリーズしてしまった。そこで、これまた前回と同様にnetinst.isoを使ってネットワークインストールを試みたものの、netinst CDが起動してすぐに進行が止まってしまうというトラブルに見舞われた。試しにMac mini (Early 2009) のほうでnetinst CDを起動してみたところ問題はなかった。どうもFedora 11のnetinst.isoはMac mini (Mid 2007) には対応できていないようだ。

どうやってインストールしてよいかわからず途方に暮れたが、Fedora公式サイトのInstallation Guideをよく見てみると、「10. Installing Without Media」という項目があり、それに従えばすでにインストールされた他のLinuxのGrubからFedora 11のインストーラーを起動できるとのことだったので、それを試みることにした。

まずUbuntuを起動し、FirefoxでJAISTのFedoraミラーの
ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Fedora/releases/11/Fedora/x86_64/os/images/
ディレクトリから「vmlinuz」ファイルと「initrd.img」ファイルの二つをダウンロード、それぞれ「vmlinuz-install」「initrd.img-install」と名前を変えて/bootフォルダにコピー(要sudo)した後、「/boot/grub/menu.lst」に

title Installation
         root (hd0,2)
         kernel /boot/vmlinuz-install
         initrd /boot/initrd.img-install

と書き加え(Ubuntuはsda3にインストールしてあるので、(hd0,2)となる)、再起動。

再起動時、UbuntuのGRUBのOS選択画面で「Installation」を選択すると、拍子抜けするくらいあっさりとインストール開始に成功した。

その後、言語選択画面で「Japanese」を選択、「日本語表示はされない」という意味の警告が出るが聞き流し、次にキーボード選択画面で「jp106」を選択、更にインストール方法選択画面で「URL」を選び、TCP/IP設定を「DHCP」に設定すると、「URL Setup」画面が表示される。ここで

http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Fedora/releases/11/Fedora/x86_64/os

と打ち込めば、install.imgのダウンロードが開始される。

だがここで落とし穴が!ダウンロードゲージが100%になった途端、「install.imgが獲得できない」と言われ、インストールがストップしてしまったのである。

何らかのバグかと思われたため、この方法でのインストールは一旦断念し、仕方なくLive CDをフリーズさせずに起動する方法を試行錯誤してみたものの、やはりうまくいかず。結局、もう一度UbuntuのGRUBから起動する方法をトライすることにして、Ubuntuを起動し、何気なく「vmlinuz-install」と「initrd.img-install」の両ファイルを調べたところ、よく見るとそれらのファイルの日付が08年10月になっている。どうやらダウンロードする際に誤ってFedora 10のディレクトリからとってきてしまったらしい(笑)。

そこでもう一度JAISTのミラーからそれらのファイルをダウロードし、リネームした後、また再起動してGRUBからInstallationを選択して起動したところ、今度はちゃんとinstall.imgを獲得することができた。

ところがここで第二の問題。そのままインストールを続けようとすると、グラフィカルインストーラーが起動してしまい、Live CDと同じようにフリーズしてしまった。

またもFedora ProjectのInstallation Guideを参照してテキストモードインストーラーを起動させる方法がないか調べてみたら、GRUBのmenu.lstを

title Installation
         root (hd0,2)
         kernel /boot/vmlinuz-install text
         initrd /boot/initrd.img-install

とすればよいらしいとわかった。

そこでそのように書き換えてまたインストーラーを起動したところ、また別の問題が発生。テキストモードのインストーラーでは、Fedoraのインストール場所として「ハードディスク全体を使う」「すでにインストールされているLinuxを置き換える」「ディスクの空きスペースを使う」の三つしか選択肢がなく、パーティションを指定してインストールすることができないのだった。

「すでにインストールされているLinuxを置き換える」だと、下手をしたらFedoraではなくUbuntuを消してしまう恐れがある。ひょっとしたらWindowsやMac OS Xも消してしまうかもしれない。そのため、テキストモードでのインストールを一旦やめ、Installation Guideに掲載されている「VNCを使う方法」を試したみたものの、やはり画面がフリーズして進まない。結局、テキストモードで、一か八か、インストール場所として「すでにインストールされているLinuxを置き換える」を選択してやってみることにした。

すると案の定、FedoraもUbuntuも消してしまった上、FedoraはGUI無し状態でインストールされてしまった。

幸い、一番重要なVistaは修復することができたため「完膚なきまでの大失敗」とまでは行かなかったとはいえ、Ubuntuの再インストールとFedora 11のインストールの断念を余儀なくされるという結果となった。

なお、Vistaの修復は、まずUbuntuのLive CDを起動し、パーティションエディターGPartedでsda2とsda3についてしまった余分なフラグを除去し、rEFItでMBRパーティションテーブルの同期を行った上で、VistaのインストールDVDで修復を行った。筆者のVista DVDはSP1適用済みのもので、Mac miniにインストールしてあるのはSP2だが、XPの回復コンソールのようにSPのバージョンが違うと修復できない、ということはないようだ。

(2009年10月27日追記)
Mac mini Mid 2007へのFedora 12 Betaのインストールは問題なく成功した。Fedora 12の正式版もおそらくインストールは可能だろう。FedoraはMac mini Mid 2007へ一年ぶりに復帰を果たすことができそうだ。

(2009年11月18日追記)
昨日リリースされたFedora 12正式版は、上記の予想通り、無事インストールすることができた。インストール場所はこれまでと同様、sda2であり、もちろんGRUBもsda2にインストールした。インストール完了後、そのままではWindows 7のBootmanager画面が現れず、起動できないが、rEFItでMBRパーティションの同期を行えば現れるようになる。sda2の先頭512バイトをddコマンドでイメージファイルに書き出してsda4に移しておけばWindows 7のBootmanagerを通して起動することができる。

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