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2008年8月16日 (土)

KDE for Mac 4.1 beta1を試す

2ヶ月以上も前にリリースされていたのにネットワーク的事情からなかなかダウンロードできなかったKDE for Mac 4.1 beta 1を、今日ようやくダウンロードし終えたので、インストールしてみた。インストール先はPower Mac G5 1.8GHz(メモリ1.25GB)に接続したFirewire 400外付けHDD(5400rpm)にインストールしてあるMac OS X 10.4.11上である。

全体的な印象は4.0とあまり変わっていない。一部のアプリケーションが正常起動しない、一部のアプリケーションアイコンやツールバーアイコンが表示されないのも相変わらず。Kritaが起動できないのは少し痛い。だが、KateやKwriteでの日本語入力は問題なし。

なお、今回もクリーンアンインストールができるようすべてのインストーラーパッケージのArchive.bomをlsbomコマンドで調べるという手間をかけた(「lsbom *.pkg/Contents/Archive.bom >> output.txt」)。その結果、ほとんどは「/opt」フォルダ以下にインストールおり、「/private/etc/kde4rc」と「/ライブラリ/LaunchAgents/org.freedesktop.dbus-session.plist」の二つのファイルだけが例外であることがわかった。また、前のバージョンと同じく「/private/var/tmp」にも「kdecaches-ユーザー名」という名のフォルダを生成している。よって、クリーンアンインストールのためには

「/opt」フォルダ
「/private/etc/kde4rc」ファイル
「/ライブラリ/LaunchAgents/org.freedesktop.dbus-session.plist」ファイル
「~/.kde」フォルダ
「~/ライブラリ/Preferences/KDE」フォルダ
「/private/var/tmp/kdecache-ユーザー名」フォルダ

を削除すればいよいということになる。「/private/tmp」フォルダ内にもいくつかフォルダを生成するが、OSを再起動すれば自動的に削除されるので、あえて削除する必要はないと思われる。

但し、Macportsと/optフォルダを共有しているような場合は/optフォルダ全体を削除してはならない。

2008年8月13日 (水)

Macのアプリケーションフォルダは一人4役

Launchpad(追記:この記事は主に Mac OS X 10.6.8 Snow Leopard 以前の状況を念頭に書いたものである。後述するように、OS X 10.7 以降ではアプリケーションの起動および一覧を「LaunchPad」で行うため、「アプリケーションフォルダ」は「一人3役」となっている)


Mac OS X での「標準的な」アプリケーションインストール方法は、アプリケーション自体を「アプリケーションフォルダ(/Applications)」にドラッグするだけ(脚注1)、アンインストール方法は逆にアプリケーションフォルダから削除するだけである(脚注2)。

App_folder
(アプリケーションフォルダの場所については脚注3も参照)

このことからもわかるように、Mac OS X では一般のユーザーであっても「アプリケーションフォルダ」を操作する機会が多く、このフォルダの重要度は Windows の「Program Files」フォルダとは比べ物にならないほど大きい。「Program Files」フォルダは標準では不可視になっている上、インストールはインストーラー.exe で、アンインストールはコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から行うし、アプリケーションの起動も「スタートメニュー」から行うため、一般のユーザーが Program Files フォルダを操作する必要がない。

一方、Mac OS X のアプリケーションフォルダは上記のごとく、インストール、アンインストール時に操作するだけでなく、Finder のメニューバーの「移動」から直接アクセスしてアプリケーションの起動するのにも使用する。もちろん、「Program Files」フォルダと同様にアプリケーションの「存在場所」としての役割もある。Windows と比較対照すると以下のようになる。

アプリケーションの存在場所:
Win「Program Files」フォルダMac「アプリケーション」フォルダ

アプリケーションのインストールに使うもの:
Win「インストラー.exe」Mac「アプリケーション」フォルダ

アプリケーションのアンインストールに使うもの:
Win「プログラムの追加と削除」Mac「アプリケーション」フォルダ

アプリケーションの起動および一覧:(脚注4)
Win「スタートメニュー」の「すべてのプログラム」(Win 8「スタート画面」)Mac「アプリケーション」フォルダLion 以降の Mac「LaunchPad」

つまり、Mac OS X のアプリケーションフォルダは一人四役を果たしているという見方ができる(Lion 以降は三役)。


^(脚注1)
「標準的でないインストール方法」の事例として、独自のインストーラーでインストールするソフトウェアも多数存在する。また、特に Apple 純正ソフトウェアは「pkg」という形式で配布されており、その場合はそれをダブルクリックすることでインストールする。


^(脚注2)
一般的には、「アプリケーションの削除だけでアンインストールが完了した」と見なして差し支えない(Mac OS X 付属の「ヘルプ」にもそのように明記されている)。

実際には、アプリケーションを一度でも起動すると、ホームフォルダの「ライブラリ」フォルダ内の「Application Support」フォルダや「Preferences」フォルダに設定ファイルが生成されることが多い。場合によっては「Logs」フォルダや「Cashes」フォルダ内にも生成される。さほど大きなサイズではないのでハードディスクを無駄に食いつぶすなどということはない。無視してかまわない。

だが、もし「完全削除」がしたいのであれば、それらの設定ファイルを探して手動で削除するとう作業が必要になる。

なお、脚注1で述べたインストールの事例と同様、一部のソフトウェアには自前のアンインストーラーが付属している。その場合は、それを起動するだけで簡単にアンインストールができる。

また、OS X 10.7 Lion 以降の場合、Mac App Store からインストールしたソフトウェアに限っては「LaunchPad から削除する」だけでアンインストールも完了するという、非常に便利な機能が実装されている(あくまでも Mac App Store ソフトのみだが)。但し、この場合も「ライブラリ」フォルダ内の設定ファイルは自動では削除されない。


^(脚注3)
「アプリケーション」フォルダーの実体は起動ディスクのトップレベルにあり、UNIX パスでいうと「/Applications」という英語名になっている(Mac OS X の日本語版 Finder は、一部のフォルダーを日本語に翻訳して表示する仕様になっているため、Finder での表示上は日本語であっても実体は英語である)。

UNIX パスではなく、Finder で上から順にアプリケーションフォルダーへとたどっていきたい場合は、Finder で「コンピュータ」を表示( Command + Shift + C)し、そこで起動ディスク(デフォルトでは「Macintosh HD」という名前)をダブルクリックして開くと「システム」「ライブラリ」「ユーザ」フォルダーとともに「アプリケーション」フォルダーが見つかる。

Osx_app_folder02

^(脚注4)
但し、Snow Leopard では最初から Dock にアプリケーションフォルダーへのスタックが登録されているため、それを使って起動する人も多く、単純に "スタートメニュー = 「アプリケーションフォルダ」ウィンドウ" であるというイメージは薄らいだ(Leopard 以前の OS X およびバージョン 9 以前のクラシック Mac OS 時代にはそのようなスタックがなく、まさにアプリケーションフォルダウィンドウがスタートメニューの代わりだった)。

更に、OS X 10.7 Lion となってからは、LaunchPad というアプリケーションランチャーが実装され、「アプリケーションの起動および一覧」の役割はそちらに譲ることになったため、10.7 以降に関しては「一人三役」に減少したと言える。

2008年8月11日 (月)

愛用中のMacソフト

※単独のアプリケーションだけでなく、常用している OS の機能(コマンドラインプログラムやシェル)なども含め、筆者が「現在愛用している」と考えているソフトウェアをすべて列挙している。年に二、三回更新しており、愛用しなくなったソフトは随時削除している。

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2008年8月10日 (日)

Bridge CS3が応答しなくなる件

Mac版Adobe Bridge CS3で「Bridge Home」や「会議を開始」をクリックするとアプリケーションが応答しなくなるという不具合が起こるようになった。

試行錯誤した結果、「~/ライブラリ/Application Support/Opera/」を削除すれば直ることがわかった。

Bridge内にはウェブブラウザOperaの9.20が内蔵されている。一方、私のMacにはOperaの最新版9.51がインストールされている。もしかしたらOpera 9.51が上記のフォルダ内に生成するファイルが、9.20と互換性がないからなのかもしれない。

但し、上記フォルダ削除後に9.51を起動したら、またBridge CS3のトラブルが復活する。現状ではBridge CS3内で「Bridge Home」や「会議を開始」を表示することと、Operaの使用を両立させることは困難、といわざるを得ない。(08年9月15日追記:解決方法を見つけた。Bridge CS3が応答しなくなる件(解決編)

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