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2008年7月 3日 (木)

Seashoreで萌え絵?を描く






(2012年6月11日追記:2011年に Win / Mac 両対応のフリーのペイントソフト FireAlpaca がリリースされた。ワコムタブレットにも対応しており、お絵描きに必要な機能は一通りそろっているので、Mac で無料でお絵描きがしたい人にはぜひお勧めしたい)






(以下は 2008年7月3日に書かれた古い記事)


このサイトの検索ワード解析を見てみると、「GIMP.app」、「Leopard GIMP」などで検索して来ている人が多いようだ。だが同時に、「Mac GIMP アンインストール」などで来ている人も多い。現在のところMac版のGIMPはタブレットの筆圧機能に対応していないため、おそらくGIMPの使用を断念したのだろう(苦笑)。(09年9月23日追記:現在はGIMPは筆圧に対応している。但し設定が必要。詳しい説明はここでは述べない)

Mac用フリー画像編集ソフトで筆圧に対応しているものといえば、LiveQuartzSeashoreがある。機能はGIMPに遠く及ばないものの、工夫すれば使えないソフトでもないと思う。今回、Macの可能性にチャレンジする意味を込めて(笑)、Seashoreで萌え絵(のつもり)を描いてみたので、どうせならその過程を「Seashoreによる萌えCG講座」風の記事としてここに掲載することにした。

描くにあたり、現在の筆者の環境では、Seashore上でタブレット(Intuos 3)を使うとあまり滑らかな線を引くことができないため、あらかじめ完成予定の二倍の解像度のものを描き、完成時にそれを半分に縮めることで線の「荒れ」を目立たなくするという手法を用いることにする(今回は800×950ピクセルに描き、掲載時に400×475ピクセルに縮める)。

(2010年12月16日更新:画像を Seashore 0.5.1 のものと差し替えた)

まずはタブレットを使用して下描きを描く。

112rough (画像クリックで拡大表示)

完成したら、下描きレイヤーの不透明度(Opacity)を40%くらいにし、その上にレイヤーを重ねて「オモ線」と名付け、鉛筆ツール(ブラシツールではなく)で下描きをなぞってオモ線とする。ブラシツールではなく鉛筆ツールを使うのは、彩色の際の範囲選択のためである。

(これはSeashoreに限ったことではないが)タブレットでは髪の毛などがシャープに描けないと思われる場合は、直線ツール(鉛筆ツールでshiftを押しながら二点をクリックする)を使い、短い直線をたくさんつなげてシャープな曲線に見せるいう手もある。

オモ線が完成したらレイヤーをコピーする。この時点で「オモ線」という名前のレイヤーは二つ存在することになる。下にあるほうのオモ線レイヤーに「範囲選択用」という名前を付けた後、オモ線レイヤーのほう(上のほう)にガウシアンぼかし(1px)をかける(Selectionメニュー→Effects→Blur→Gaussian Blur)ことで、オモ線にアンチエイリアスがかかったように見せる。

下の画像はオモ線レイヤーにぼかしをかけた状態のもの(絵をクリックすると実際の大きさの画像がポップアップウィンドウで開く)。冒頭で述べた通り、解像度を半分にして掲載している。それでも線の荒れは目につくが。

112line (画像クリックで拡大表示)

下描きレイヤーの上に青地レイヤーを作り、青一色に塗りつぶす。普段は不可視にしておき、色の塗り漏れがないかを調べる際に可視化する。

112making012 (画像クリックで拡大表示)

「肌1」という名のレイヤーを作る。一旦、レイヤーパレット上で「範囲選択用」レイヤーを選択し、画像ウィンドウ上で「マジックワンドツール」を使って肌色を塗る領域を選択する。まずは顔の部分。

112making023 (画像クリックで拡大表示)

次に、ShiftキーとControlキーを同時に押しながら「マジックワンドツール」で腕や胸の部分を選択することで、選択領域を広げてゆく。肌色を塗る部分をすべて選択したら、レイヤーパレット上で肌1レイヤーを選択、画像ウィンドウ上でバケツツールを使って肌色を流し込む。

112making032 (画像クリックで拡大表示)

オモ線レイヤーを不可視にするとこんな感じになる。

112making04 (画像クリックで拡大表示)

こちらはオモ線レイヤーを可視化した状態。

112making05 (画像クリックで拡大表示)

更に「肌2レイヤー」「肌暗レイヤー」「肌明レイヤー」を作り、それぞれにダークライトやハイライトを塗って重ねてゆく。この時、レイヤーパレット上で一旦「肌1」レイヤーを選択し、メニューバーの「Edit」から「Select Alpha」を選択すると、肌1レイヤー上に肌色を塗った領域だけが選択されるので、その後に例えば「肌暗」レイヤーに移ってダークライトを塗ればはみ出さずに塗ることができる。

112making062 (画像クリックで拡大表示)

なおSeashoreにはブラシツールの不透明度を調整する機能はないが、カレントカラー(現在塗れる色)を半透明にすることで代用することはできる。まず、ツールパレット上のカレントカラーをダブルクリックしてカラーピッカーを表示させる。

Seashorecurrentcolor (画像クリックで拡大表示)

次に、カラーピッカーウィンドウの下の方にある「Opacityスライダー」を左に動かす。

Seashoreopacity (画像クリックで拡大表示)

上の画像では、カレントカラーとして半透明の赤が表示されている。

また、カラーピッカーに色を登録しておくこともできる。ピッカーの一番下にある15個の小さな正方形がそれである(デフォルトではすべての正方形に白色が登録されており、「無登録状態」ではない。誤ってクリックすると白が選択されてしまうので注意)。

Seashorecolorregister (画像クリックで拡大表示)

色を登録するには、ピッカーのツールバーの下に表示されているカレントカラーをドラッグする。上で述べた半透明色を登録することもできる。登録領域は、ピッカーウィンドウの下端を下にドラッグすることで最大150色ぶんまで拡張できる。なお、登録を削除したい場合は単に白色で上書きすればよいだろう。

Seashorecolorregistering (画像クリックで拡大表示)

このような要領で色を塗ってゆく。おおざっぱな説明で申し訳ないが、実際の技法などは他のサイトを参考にしていただきたい。

こちらが完成品である。

112

おおむねアニメ塗りだが、それは筆者がそういう塗り方が好きだからである(笑)。上でも述べたように、半透明色をカラーピッカーに登録することも可能なので、もう少し水彩タッチのものを描くこともできるだろう(※7月12日追記:実際に描いてみた)。

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コメント

こういうソフトは普通に店とかで売ってるソフトなんですか?
余裕があれば、色んな種類のソフトを教えて頂けると有難いです。

返信が遅れてすみません。コメントがついたらメールで通知するように設定していたはずなんですが、なぜか届かなかったので、気づくのがとても遅れました。

Seashoreはフリーソフトです。ウェブサイトからただでダウンロードして使えます。ただしMac用です。もしWindowsパソコンをお使いでしたら、PixiaやPictBearなどの画像編集フリーソフトがあります。Windows用は探せば他にもたくさんありますよ。

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