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2008年3月 2日 (日)

Leopardにおける"ファイルの関連付け"

表題では関連付けという言葉を使ったが、関連付けという言葉は本来Windows用語である。だからLeopardのヘルプファイルで「関連付け」という言葉を検索しても、該当項目はただの一つも見つからない(苦笑)。Macでは正式には「開くアプリケーションの変更」などと呼ぶようだ。

筆者が今までに使ったことのあるMac OS X 10.1.5〜10.5 Leopardでは、開くアプリケーションを設定するにはコンテキストメニュー(右クリック、もしくはControlキー+クリック)の「情報を見る」で「情報」ウィンドウ(Windowsのプロパティに相当する)を呼び出し、その中の「このアプリケーションで開く:」タブで開くアプリケーションを選択した後、「すべてを変更...」ボタンを押すことになっている。

もしこの時、「すべてを変更...」を押さなければ、そのファイルだけそのアプリで開くよう設定したことになる。Macではこのように、ファイルごとに個別に"関連付け"をすることもできるのである。

一度設定した「開くアプリケーション」を取り消してデフォルトに戻すには、単に元のアプリで開くように設定し直すのが一般的だと思うが、「~/Library/Preferences/com.apple.LaunchServices.plist」を編集してエントリーを削除するという方法もある。編集するにはXcodeとともにインストールされる"Property List Editor"かフリーソフトの「Pref Setter」を使う。

但し、削除したとしてもすぐには反映されず、コンピューターを一度再起動する必要がある。その際、再起動する前に「開くアプリケーション」を変更したりすると、なぜか削除が無効になってエントリーが復活してしまうので、削除したらすぐに再起動したほうがよい。


以上が「開くアプリケーション」設定の原則だが、Mac OS X 10.5 Leopard 以前の Mac OS X の場合はそれだけではなく、「そのファイルに『クリエータタイプ』が付いていれば、拡張子よりもそのクリエータタイプのほうが優先される」という仕様も併せ持っているので注意が必要 (追記:この仕様は Snow Leopard 以降廃止された)。

例えば、.pdfファイルはデフォルトでは「プレビュー」で開かれるが、クリエータタイプ「CARO」が付いているPDFファイルは、Adobe Readerがインストールされている限り、Adobe Readerで開かれる。

複雑と言えば複雑だが、このような仕様のおかげでできることもある。ウェブサイトを作成運営している筆者の場合、自分が作成編集するHTMLファイルはクリエータタイプMMKEが付いているのでテキストエディター「mi」で開かれる。一方、ウェブからSafariで閲覧用にダウンロードしたHTMLファイルはクリエータタイプが付いていないのでデフォルトのまま、Safariで開かれる。つまり、編集用HTMLと閲覧用HTMLを別のアプリケーションで開くことができてしまうのである。

しかしながら、クリエータタイプの付いているファイルを、そのクリエータアプリケーション以外で開くように「すべてを変更...」ボタンで設定した場合は、その形式のファイルはすべて一つのアプリケーションで開くようになり、今述べたようなことができなくなる。非常にややこしい。

例えばJPEGファイルは、デフォルトではクリエータタイプ無しならプレビューで開かれるが、Painterで作成したJPEGならクリエータタイプ「FSPC」が付いているためPainterで開かれる。Photoshopで作成したJPEGならクリエータタイプ「8BIM」が付いているためPhotshopで開かれる。

ところが、クリエータタイプの付いたJPEGを一度画像ビューワー「ToyViewer」で開くように設定すると、Painterで作成したものであってもPhotoshopで作成したものであっても、Safariでウェブからダウンロードした「クリエータタイプなしJPEG」であっても、ToyViewerで開かれるようになってしまう。このような場合、~/Library/Preferences/com.apple.LaunchServices.plistのJPEGの項目に「LSHandlerIgnoreCreator、true」というエントリーが追加される。おそらくこれがクリエータタイプを無視させるエントリーなのだろう。

余談だが、ファイルタイプやクリエータタイプを調べるにはMiko さんちのホームページで公開されている「AmFileTypeCMX」が、変更するには「AmSetFileTypeCMX」がおすすめ。両方とも、フリーのコンテキストメニューソフト(単体アプリではなく、右クリックメニューから呼び出す)である。

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