2017年9月27日 (水)

Aleph One JPをMacでプレイする

Aleph One JP についての詳しい説明は省略するが、早く言えばフリーの 3D FPS (一人称シューティングゲーム) の実行環境 Aleph One の日本語版である。プレイするには別途シナリオファイルが必要だが、有志達の手により日本語化されたシナリオもいくつか配布されていて、英語が苦手な人でも楽しめる環境が整っている。

marathon-infinity
(クリックして拡大)
(プレイ中のシナリオは Marathon Infinity。写っているのはその最終ステージ)

その実行環境 AlephOne の日本語版 AlephOneJP は Mac 版バージョン 1.0 から長い間更新されていないものの、High Sierra 上でも動作可能であることを確認した (APFS でフォーマットされたドライブ上でも可能)。

ただ、確か OS X Mavericks 以降?だったか、説明書通りにインストールしただけではうまく行かないため、少し工夫が必要である。

以下にそれらについて述べる。

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2017年9月26日 (火)

High Sierra各種検証結果(2)[更新]

macOS がバージョンアップするたびに個人的に調べている事項についての記事のまとめ。

Finder ウィンドウの位置とサイズに関しては Sierra から一部変化があった。Maverick から変化がないので、当該記事へのリンクを貼っておく。
macOSのFinderウィンドウの位置とサイズを個別記憶(High Sierra版)
MavericksのFinderウィンドウの位置とサイズを個別記憶
日本語入力の辞書登録に関しても、基本的に Mavericks から変化がないので、Mavericks における当該記事へのリンクを貼っておく。
Mavericksでことえりの追加辞書を登録
※ただし、Yosemite から「ことえり」というプログラム名ではなくなり、単に「日本語入力」という名称に変更されている。
それと、日本語入力の単語登録を素早く行うための Automator Workflow の記事も、Mavericks の記事がそのまま適用できるのでリンクを貼っておく。
Mavericksことえりユーザ辞書登録ショートカットworkflow

ウェブサーバーソフトウェア apache でユーザーディレクトリ内で CGI を有効にする方法については、Sierra から変化はない。当該記事にリンクを貼っておく。
SierraでユーザディレクトリCGI

High Sierra各種検証結果(1)[更新]

個人的に High Sierra 上での動作を確認したソフトウェアや周辺機器を掲載しておく。

CaptyTV Hi-Vision (PIX-DT181-PU0)
「libfreetype.6.dylib」があれば、視聴ソフトウェア「Station TV LE 2.3.3」で視聴は可能。
だが、残念なことに HDD が APFS でフォーマットされている場合(ほとんどの ノート型 Mac では、High Sierra インストール時に APFS に自動でコンバートされる)、録画はできないようだ。HDD が HFS+ の場合、録画ができるのかどうか筆者は試していないのでわからない。
「libfreetype.6.dylib」は XQuartz に含まれるライブラリーであり、XQuartz をインストールすれば libfreetype.6.dylib も自動でインストールされる(はず。筆者は試していない)。あるいは、ダウンロードした XQuartz から Pacifist(シェアウェア)を用いて libfreetype.6.dylib だけを取り出すこともできる(はず。これも筆者未経験)。もし El Capitan 時代以前に X11 をインストールしていたなら、Time Machine バックアップから libfreetype.6.dylib を取り出すこともできるかもしれない。libfreetype.6.dylib は「/usr/X11/lib」ディレクトリーに置く(「X11/lib」ディレクトリがなければ作成する)
外付け DVD への動画の保存は不可能。
外付け HDD を録画場所にすることもできない。環境設定から設定しようとすると、Station TV LE が落ちる。設定ファイル「/Users/ユーザー名/ライブラリ/Preferences/com.PIXELA.StationTV_LE2.plist」の「RecVolumePath」という項目を直接書き換えても録画はできない。
CaptyTV を Mac に接続し、StationTV_LE を起動して視聴した後、StationTV_LE を一旦終了させてまた起動しようとすると、起動に失敗する。その場合、一旦 CaptyTV の USB ケーブルを Mac から抜き、再び差してから StationTV_LE を起動させれば起動が可能。
High Sierra インストール以前に録画してあった動画を視聴するのは可能。
intuos 3
intuos 3 向け最終バージョンの WacomTablet ドライバー 6.3.9w5 で動作する(但し、すべての機能を完全に試したわけではない)。
Photoshop CS 5
Apple が配布している Java For OS X 2015-001 をインストールすれば、起動できるようにはなる。しかし、それだけではアプリケーションを終了させるときにエラーが出る。色々試した結果、「システム環境設定」において「Spotlight」の項目内の「プライバシー」セクションに、「Adobe Photoshop CS 5」フォルダー(アプリケーションフォルダー内にある)を登録していれば、終了時のエラーは起きないことがわかった。その他の動作についてはざっと試した限り問題ない(但し、すべての機能を完全に試したわけではない)。
Parallels Desktop 10
動作可能(但し、すべての機能を完全に試したわけではない)。
Pac the Mac
この世に、このゲームをいまだにプレイしている Mac ユーザーが筆者以外に存在するのかはなはだ疑問だが(笑)、残念ながら、APFS でフォーマットされた SSD からは起動できないようだ。だが、HFS+ でフォーマットされた外付けドライブにアプリを移し、そこから起動すれば正常に動作するようだ(但し、すべての機能を完全に試したわけではない)。
Aleph One JP
FPS (一人称シューティングゲーム) の実行環境 AlephOne の日本語版 AlephOneJP は Mac 版バージョン 1.0 が High Sierra 上で動作可能。
詳細記事はこちら:Aleph One JPをMacでプレイする

2017年6月 1日 (木)

Fedora 25をメディアなしでインストールする

Fedora の Spin (派生物)の一つに Fedora Games というゲームを集めたものが存在する。今回、ふと思い立って、通常の Fedora Workstation の代わりにこの Games をインストールしてみることにしたが、インストール用の ISO ファイルをダウンロードしたところ、大きさが 4.03 GB もあり、所有している 4.0 GB の USB メモリにはギリギリ入らなかった。

そこで、以前「Fedora 18をメディアなしでインストールする」に書いたやり方で、すでにインストールしてある Ubuntu の GRUB を用いてハードディスクから ISO ファイルを直接起動できないかどうか、試してみた。

結論から言うと、無事成功した。この記事は、その覚書である。

なお、今回インストールしたのは Fedora Games である。通常の Fedora Workstation の ISO ではなぜかインストーラーが起動できない。

使用したマシンは Mac Book Pro (Retina 13-inch, Early 2015) (MacBookPro12,1) だが、普通の Windows マシンでも同じやり方が可能なはずである。

前提として、Ubuntu は外付け HDD にインストールされており、そのパーティションのデバイスパスは /dev/sdb10 である。

以下の作業は Ubuntu 上で行う。

  1. Fedora 25 Games をダウンロード」から ISO イメージファイル(Fedora-Games-Live-x86_64-25.iso)をダウンロードする。
  2. /dev/sdb10 のルートディレクトリに「Fedora」という名のフォルダーを作る(パスで言えば /Fedora)。
  3. ダウンロードした ISO を /Fedora フォルダーに移す。
  4. Fedora のインストール ISO が置かれているミラーサーバーから「vmlinuz」と「initrd.img」という二つのファイルをダウンロードする。それらのファイルは、例えば KDDI 研究所の FTP サーバーなら http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/releases/25/Workstation/x86_64/os/isolinux/ ディレクトリーに置かれている。
  5. Ubuntu がインストールされているパーティションのルートディレクトリ / に「Fedora」というディレクトリを作成し(パス名でいうと /Fedora)、そこに、インストール ISO ファイルをコピーする。
  6. /boot ディレクトリ内に「install」というディレクトリを作成する。
  7. 「vmlinuz」と「initrd.img」を「/boot/install」ディレクトリへコピーする。
  8. Ubuntu の GRUB の設定ファイルに、Fedora を起動するための記述を行う。そのためには「/etc/grub.d/40_custom」の中に
    menuentry "Fedora Install" {
        set root='hd0,gpt10' ※注1
        linux /boot/install/vmlinuz inst.stage2=hd:/dev/sdb10:/Fedora ※注2
        initrd /boot/install/initrd.img
        }
    
    と書き加える。
  9. 「update-grub2」コマンドでいまの記述を GRUB に反映させる。
  10. Ubuntu を再起動する。
  11. Ubuntu が起動する過程で表示される GRUB の選択画面において、「Fedora Install」を選択する。すると、ISO から Fedora が立ち上がるはず。
  12. ISO の Fedora が起動完了したら、あとはデスクトップのインストーラーをダブルクリックし、指示に従ってインストールを開始する。

以上。


※注1
二行目の「hd0, gpt10」の部分は、筆者の Ubuntu が一番目のハードディスクの十番目の GPT パーティションにインストールされていることを意味する。環境によって適宜書き換える必要がある。例えば二番目ディスクの七番目のパーティションなら「hd1,gpt7」になる。ハードディスクの番号は0を起点にしているが、パーティションのほうは1が起点である。

なお、上記の通り、筆者の Ubuntu は外付け HDD /dev/sdb にインストールされており、これは二番目のハードディスクなのだから「hd1,gpt10」となりそうなものだが、なぜかそうはならない。おそらく、GRUB が起動する時点では GRUB がインストールされているハードディスクを一番目と認識しているということなのだろうか。


※注2
「inst.stage2=」以下で ISO の置かれた内蔵 HDD のパーティションを指定しているが、この時はなぜか「sdb」になる(内蔵 HDD を一番目と数えているようだ)。

くれぐれも「:」(コロン)が二つあることを見落とさないように。

説明しておくと、「hd:デバイス名:ディレクトリ名」となっており、この場合のディレクトリ名は ファイルを内包しているディレクトリである。ディレクトリ名だけを指定すればよく、 ファイル自体は指定する必要がない。

パーティションのトップレベルに置かれている場合は

inst.stage2=hd:/dev/sdb10:/

のようにスラッシュで終える。


(余談)
以前、「Fedora 18をメディアなしでインストールする」で試した時は、「vmlinuz」と「initrd.img」を ISO 内の isolinux ディレクトリーから取り出した。今回もそのやり方で行おうとしたのだが、ISO 内のものは「initrd.img」がなぜか 0 バイトのファイル(つまり空ファイル)となっていて、そのままそれを使って上記の方法で起動しようとすると途中で止まってしまうのである。そのため、今回はダウンロードせざるを得なかった次第である。


2016年9月21日 (水)

Sierra各種検証結果

OS X がバージョンアップするたびに個人的に調べている事項についての記事のまとめ。および、動作を確認したソフトウェアや周辺機器についても述べている。

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SierraでユーザディレクトリCGI

以前「YosemiteでユーザディレクトリCGI」で述べたように、OS X Yosemite 以降では apache の仕様が若干変更になっており、Mavericks までのやり方ではユーザーディレクトリ /Users/ユーザー名/Sites を http で公開することができなくなっている(注:「ユーザー名」の部分には実際には自分のユーザーアカウント名が入る。以下同様)。

かいつまんで言うと以下の通り。

  1. /private/etc/apache2/extra/httpd-userdir.conf において、「#Include /private/etc/apache2/users/*.conf」の「#」を消す。
  2. /private/etc/apache2/httpd.conf において「#LoadModule userdir_module libexec/apache2/mod_userdir.so」の「#」を消す。
  3. 同じく /private/etc/apache2/httpd.conf において、終わりのほうにある「#Include /private/etc/apache2/extra/httpd-userdir.conf」の「#」を消す。

その上で、sudo apachectl restart コマンドで設定を apache に反映させれば /Users/ユーザー名/Sites 以下の公開が可能になる。


問題は、ユーザーディレクトリで CGI を有効にする場合である。Sierra においては Yotemite 〜 El Capitan 時代とはまた少しやり方が変更になっており、一言で言えば、少し簡単になった(.htaccess が不要になった)。

まず、/private/etc/apache2/httpd.conf において、「#LoadModule cgi_module libexec/apache2/mod_cgi.so」の「#」を消す。

次に、/private/etc/apache2/users/ユーザー名.conf を以下のように記述する。

<Directory /Users/ユーザー名/Sites>
	AddHandler cgi-script .cgi
	AllowOverride All
	Require all granted
	Options ExecCGI
</Directory>

次に SSI を有効にする方法も述べておく。SSI については El Capitan 時代より一行多く書き足す必要がある。

まず、/private/etc/apache2/httpd.conf において、「#LoadModule include_module libexec/apache2/mod_include.so」の「#」を消す。

次に、/private/etc/apache2/users/ユーザー名.conf を以下のように記述する(注:SSI だけでなく、CGI も同時に有効にすることを前提として記述している)。

<Directory /Users/ユーザー名/Sites>
        AddType text/html .shtml
        AddHandler cgi-script .cgi
        AddOutputFilter INCLUDES .shtml
        AllowOverride All
        Require all granted
        Options ExecCGI Includes
</Directory>

(「 AddOutputFilter INCLUDES .shtml」が Sierra で追加された行)

macOS SierraのSpotlightによる日本語テキストの内容検索[更新]

プレーンテキストファイルの場合

※プレーンテキストについては El Capitan から全く変化はない。

プレーンテキストファイル(拡張子.txt、.pl、.php、.c など)は、Leopard 以降の macOS 上で作成したものであればどのような文字コードであってもヒットする(文字コードを指定するメタデータがつくから)。

それ以外の OS(Tiger以前、Windows、Linux)上で作成したものは(メタデータがつかないため)Shift JIS か UTF-8 のみヒットし、EUC-JP や JIS (ISO-2022-JP) ではヒットしない。

macOS 上であってもコマンドラインプログラム(vi、nano など)で作成したものは(メタデータがつかないため) Shift JIS か UTF-8 のみヒットする。

HTML ファイルの場合

※拡張子が .html のテキストファイルについては Sierra ではかなり変化がある。

UTF-8 もしくは Shift JIS で書かれた .html ファイルは必ずヒットする(正しい HTML 構造をとっていようといまいと、<META> タグで文字コードを指定していようといまいとヒットする)。また、<META> タグ内で robots を noindex と指定していてもヒットする。

EUC-JP もしくは JIS (ISO-2022-JP) で書かれた .html ファイルは全くヒットしない(macOS 上で作成したことにより文字コードを指定するメタデータが付いていたとしても、ヒットしない。<META> タグで文字コードを指定していてもヒットしない)。

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